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Outlaw 世界最強の無法者  作者: 気狂い作家
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突撃

今日は、気狂い作家です。

エヴン達はよく人を殴り飛ばしています。

果たして、最終回までに何人犠牲になるのだろうか?

この世界を腐らせたのは、金と権力、そして犯罪。まあ、他にも物価の上昇や売春婦の増加による薄い本の需要低下、酔っ払ったサラリーマンが全裸で道端で寝ていたことも理由である。なお、そのサラリーマンは無事逮捕された。南無。


「『宇宙開発センター』2005年創立。それ以前の宇宙開発は人間・技術・財源を別々の業界からかき集めて行われていたが、宇宙開発センターの創立以降必要なモノは全てここに統合され、今や世界一の宇宙開発組織になったそうだ。」


「そこんところの重役が喧嘩を売ってきてんだろ?全員倒しちまった方がいいんじゃねーの?」


エヴン達は宇宙開発センターの目の前にいる。自分達の家に私兵部隊を送り込んだ奴を殴り飛ばすためにまずは私兵部隊を送り込んだのは誰か特定しなければならない。ここにそのヒントがある筈だ。


「ここを火の海にするぞ。準備はいいかジョウ‼︎」


「ああ、おっぱじめようぜ‼︎」


〜宇宙開発センター内部〜


「ハッハー‼︎クソ供!今すぐぶっ倒れてくれよ!恨むんなら俺達を敵に回したここの重役を恨みな‼︎」


条の突入からわずか1分で中は地獄と化した。入り口付近にいた奴らは皆「行方不明」にな、後からやって来た警備員は1人1人消し炭にされた。しかも機密保持のために出入り口はここしかなく、逃げ出すためにはこの地獄を抜けるしかない。まさに絶望と呼ぶ他ない。


「バン!バーン!あー・・・弾ねーわ、ナイフでいいか。はいちょっとそこどいてねー、危ないからねー。どかないとこうやって殴られて痛いからねー。」


〜一方その頃〜


「ジョウの奴は上手くやっているようだな、こっちも素早く終わらせるとしよう。」


エヴンの言葉に嘘偽りは無く、一つ一つの動作は洗練されていて一切の無駄がない。各部屋を片っ端から調べていたら、技術部のパソコンから興味深いものが出てきた。


「ほーう・・・コイツら、ロケットに搭載する新型エンジンの燃料にエレメントを使おうとしてるみたいだな。そんな簡単にいくと思えんがな。」


それ以外はとくに収獲もなく、次の部署に移動した。後は重役の居場所を指し示す何かが必要だ。


「おーっと、そこの壁から人間の臭いがするぞ?」


仕事の続きを堪能しに壁を突き破って中の通路に突撃していった。壁の中には一つの肉塊・・・否、もはや人間かわからない程に肥大化したただのデブがいた。


「念の為に聞いておくが、お前人間か?それとも豚の一種か?」


「なぜ侵入者がここにいるんだ!警備員!奴を追い払え‼︎この立場をわきまえないクズ野郎を死刑にしろ‼︎」


「俺の質問に答えろ豚肉野郎がぁーッ‼︎まずは左腕だけで許してやる!次同じことをしたら命はないぞ‼︎」」


「ヒィィッ‼︎どうかお許しをーッ‼︎」


エヴンの凄まじい腕力に左腕をもぎ取られ、一瞬のうちに服従してしまった豚肉野郎にもはや慈悲の欠片もない。高圧的に詰問をするエヴンの姿は警察の尋問より恐ろしい。


「ようやく脂肪の化身らしいことを言うようになったじゃないか。すぐに服従する人間は大好きだぞ、主に死ぬ瞬間がな。では質問する、お前はギャンゴルド銀行に宝石を預けたか?」


「い・・・いいえ、宝石は預けてません・・・」


(この解答は概ね予想通り、エレメントを用いたエンジンを作ろうとしている奴らがあの宝石を預けるはずがないからな。)


その後も詰問を続けたが、どれもエヴンの推測に確証を持たせるぐらいの意味しかなかった。結局例の豚肉野郎は肉片の山になり、やることがなくなったエヴンはまだ下で遊んでるはずの条を迎えに行った。


〜一方その頃〜


まだ人肉パラダイスの上で人体破壊に勤しんでいる条の元に、上の階に続く階段からエヴンが降りてきた。


「もうここで得られる物はなさそうだ、さっさと引き上げようぜ。」


「俺としちゃ、コイツらを四肢断裂出来たからもう十分さ。」


その時、入り口から人の声が聞こえてきた。


「両手を上げて伏せろ‼︎さもないと撃ち殺すぞ‼︎」


例の豚肉野郎が生きていた時に警察に通報した為に、宇宙開発センターの入り口は警察が壁となって危険人物の抹殺に乗り出していた。


「フッハハハ‼︎聞いたかジョウ!こいつらは俺達を殺しに来たらしいぞ?あんなおもちゃみたいな武器で殺しに来るとはな、いよいよ世間は狂ってしまったようだな!ジョウ!コイツらの相手は任せたぞ!」


「了解した。」


条は警察の排除のために能力を発動した。体内で電気を生成し、丁度近くにいた3人を黒こげにした。続いて偶々手元にあった拳銃で1人銃撃した。この時点で警察達は撤退するべきだった。しかし、そうは問屋が卸さないとばかりに条の猛攻は続く。更に警察を銃撃、電撃地獄送りにして《破壊の魔眼》による破壊で再起不能になった奴もいる。


「じゃあな、カマ野郎」


最後にそう言い放ち、最後に残った1人を銃撃した。中から「ナーイス!」という言葉が聞こえた気がした。これで帰ろうとしたその時、遠くから謎の光がこちらめがけて飛んで来た。


「おーっと・・・ありゃなんだ?」


「どうやら、連中は本気で俺達を殺したいみたいだな。」


エヴンはこの時点で飛んでくる光の正体に気がついた。光の正体は、ミサイルだ。エヴン達を施設ごと破壊しようと何処かから発射されたのだ。


「ジョウはそこで見てろよ?俺の力、披露してやるぜ!」


その一言を合図にエヴンはミサイルめがけて飛び上がり、華麗な足技でミサイルを砕き割った。4発全て撃墜された後、空からゆっくりとエヴンが降りて来た。

いかがでしょうか?

個人的にエヴンの「俺の質問に答えろ豚肉野郎がぁーッ‼︎」って台詞がツボです。

それではまたいつか。

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