愛すべき覗き魔さん達へ
様々なピンナップガールが掲載されたその雑誌を片手にとある男達は奮闘していた。
それは成人向け雑誌におけるいわゆる袋とじページのようなオマケである。
今回の場合などは撮影現場であるらしいやや隙間が目立ちがちな鉄格子のその内部で
挑発的なポーズをとる凹凸に優れてるであろう北欧金髪美女達のそのグラマラスな肢体の数々を縁取った
最もな重要の部分を包む粘着されたそのシールを剥がしてはその全貌を明らかにするというもの。
一見手間に思うその要素は読者からするとすればある種ひとつの楽しみでもある。
ほぼ半脱ぎと言っていいだろうボーダー模様の囚人服の部分からはみ出ていた
上半身部にあるニップレスを模した星形のシールにそして下腹部の
立ち入り禁止コードを摸したそのシールを剥がそうとはしてみたはいいものの
どうやら想像以上の粘着性に優れておりこれ以上無理に解き明かしてしまっては
雑誌上にいる彼女ごと破れてしまう危険性があるのだとそう彼ら紳士達一同は判断した。
そんな訳でどうにかそれを別の方法で覗き見てやろうと
雑誌を街灯の上から照らしながら透かしつつ覗いてみたり
ないしはドライヤーの風圧力でシールを剥がそうと尽力を尽くしつつ結局それが徒労に終わるとすれば
シール部のその部分面積に遠赤外線ヒーターを宛て焼き尽くすこともしてやる。
注ぎ込まれた酒を飲みつつ、まあそんな毎日のようです。グロッキー。