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第参話【hunter】

直しました!!少しだけ、変わってます!

なんで、何でこいつ等がいるんだ…。うなだれながら何回目のため息をついた。その様子を見て嵯峨は嬉しそうに、口を開いた。

「で、荒縄か普通の縄どっちが好みだ?俺的には荒縄がオススメだが」

「そんなの好めるか!!」

天喰のつっこみ声がロビーに響いた。コレだから苦手だ、この中年オヤジは。天喰の反応に嵯峨はつまらなそうに舌打をかました。その反対に播草は楽しそうに笑った。

「はははっ、あまちゃんは相変わらずだね」

「…その呼び方止めろ播草」

冷めた目で言い放つ。コイツ等と話していると、らちが明かないのは何時ものことだ。


「で、なんでお前等がいるんだ?俺は依頼の帰りなんだが」

最後の方を強調させるように強く言う。天喰の言葉に一瞬で元の顔に戻った嵯峨は答えた。

鳥兜とりかぶとが呼んで来いだとよ」

「鳥兜さんが?」

嵯峨の言葉に疑問が浮かんだ。鳥兜さんが…ということは、集まりがあるのか。鳥兜という人物は「真鍮者」のリーダだ。召集をかけると言うことは、何か厄介な依頼を引き受けたんだろう、天喰は内心呟いた。

「また、めんどくさい依頼を受けたんだろ。鳥兜さんの人柄にして」

吐き捨てる様な愚痴を嵯峨に向かって発した。そんな事言うなよ。と、嵯峨は宥めた。

「ねぇ、とりやえずさ。行かない?時間がないからさ」

傍観者であった播草が二人に向かって言い出した。そうだな。と、賛成する嵯峨。

嵯峨と播草はソファーから立ち、天喰の方に向かっていく。

「俺は、一人でっ!」

言い掛けようとした瞬間、体格の良い播草に担ぎ上げられた天喰は肩にいる状態になった。

「ちょっ、何してんだ!はなっ」

「少し、静かにしていろ」

天喰の隣にいつの間にか居た嵯峨が、自分スーツの胸元から猿轡。いや、ギャグボールを天喰の口にセットした。

「ん~~!!」

「そうか、そうか。嬉しいか」

嵯峨が陽気に言う中、天喰は最悪の気分だった。


そのまま嵯峨達の車の後部座席に乗せられ、車は発進した。

「三上はあの二人が連れてくるんだったか。連れて来れるといいな、あのじゃじゃ馬を」

「そうだね」

車のハンドルを操作しながら返事した。何の依頼なんだ。内心で呟く嵯峨。

その後ろで、口の物を外そうと天喰は奮闘していた。


お前等、早くコレをとれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええ!!!!!!!!











































三上みかみは不機嫌だった。元凶は目の前にいた二人。

「だから、僕は行かないよ。めんどくさい」

そっぽを向く三上。その様子を見て一人の青年が頭を掻いた。

「そげなことを言うなや、三上。直ぐすむんやで?それにな、鳥兜はんがよんでるんやぞ」

関西弁の青年は説得しようとする。その様子を見てもう一人の青年がフォローに入る。

「まぁまぁ、三上ちゃん。落ち着きなって、ね」

前髪を結び頭の上に固定している青年は言った。

「嫌だってば!!僕の依頼は終わったんだから。もう帰るんだ!!」

怒鳴りさっさとこの場を離れようとする三上。だが、青年たちは行かせまいと三上の肩を掴む。

「あかん!!三上!俺らが困るんや!!だからな、分かってくれや!」

必死になって止める青年。余程切羽詰まっているのだろうか。

「しつこい!!射延の馬鹿!!!」

青年、射延いのべに怒って怒鳴る。

「射延さん嫌われましたね」

「うっさい枷!だまっとき!!」

もう一人の青年、かせは小馬鹿にした態度とった、そのことに怒鳴る射延。

二人が騒いでいるのを見て三上は、その場からこっそり逃げようとした。その様子を見た射延は、強行した。

「三上!すまん!!」

逃げようとした三上の服の襟えお鷲掴み、肩に担いだ。

「なっ!」

「おぉー、射延さん大胆ですね~」

人事の様にいう枷を軽く睨みつけ、ずんすんと三上を担いで歩いて行った。その後を追うよう枷。三上は必死で射延の腕から逃れようとしていた。


「離せ――――――!!!」

「いた、痛いわ!三上、かんべんしてーな!」

「射延さん、好感度ガタ落ちですね」

その言葉を言った枷の頭に、射延の拳が落ちた。





はい、第参話終わり!いやー射延さんの関西弁が上手く表現できないw次はリーダー登場します!

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