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第一話 転生先は未完結!?

もし死んだらこういう自分で作った世界に行きたいな。

と思い作りました。

「はっ! この題名にこの内容! 絶対に売れる!」俺は瑛人、しがない作家だ。だが、それも終わりそうなくらいのアイデアが浮かんだ。


「とりあえずキャラデザだけでもかいておくか」俺は頭の中で作った物語の登場人物の特徴なんかを書き残す。


一度席を立ってコーヒーを飲む。「頭の中で物語の進み具合は大体決まったし原稿書くか」俺が席に戻ろうとした瞬間、


「うっ?!」心臓が痛い、心筋梗塞か?健康診断ちゃんと受けとくんだった。「駄目だ……これを書き下ろさないと……」そこで意識が飛ぶ。


目が覚めるとベッドの上だった。病院か? 自分の手を見てみる。小さくないか?


近くのテーブルの上に手鏡があった。それで少し自分を見てみる。


「え?」そこには黄金の瞳に所々銀髪が混じった黒髪の5歳くらいの男の子が映っていた。


「待て待て! これってまさか?!」俺は慌てる。当たり前だ。これは俺が思い浮かべていた物語の主人公の幼少期の姿なのだから。


「じゃあ……もしかして…… 召喚 世界書」手元に銀色の表紙の本が現れる。俺の設定ではこの本に全ての知識が込められている。


主人公は5歳の頃にこの能力に気づき、知識において互角なのは叡智の神だけになるのだ。


「自己ステータス」俺が本を開き唱えると自分のステータスが出てきた。


エイト・フォン・アヴェルト

5歳 男


称号 《公爵家子息》《破滅を呼ぶ者》

《世界の創設者》《最高神》《調停者》

《精霊王》《運命を定める者》

etc……

体力 ∞ 攻撃力 ∞ 敏捷 ∞

魔力 ∞ 防御力 ∞ 気力 ∞


能力

・事象改変 ・世界書創作 ・即死攻撃

・確定因果 ・時空支配 ・攻撃反射

・完全転写 ・結果操作 ・生殺与奪

・能力与奪 ・眷属化 ・万物支配

・敵意破壊 ・絶対崩滅 ・不死 ・不滅

・外見操作 ・存在抹消 ・認識操作

・新規創造 ・万物維持 ・完全偽装

etc……


魔法

・全魔法《極意》・全魔術《極意》


固有魔法

・複合魔法《極意》・多重魔法《極意》

・創剣魔法《極意》etc……


技術

・剣術《極意》・武術《極意》・弓術《極意》

・双剣術《極意》・柔術《極意》

・銃術《極意》・投擲《極意》・斧術《極意》

・槍術《極意》・運転術《極意》

・話術《極意》・交渉術《極意》

・詐称《極意》・大道芸《極意》

・料理《極意》・遠視《極意》・医術《極意》

・気配察知《極意》・暗殺《極意》

・情報収集《極意》・算術《極意》

etc……


耐性

・攻撃無効 ・状態異常無効

・自然影響無効 ・威圧無効

・精神異常無効 etc……


「は?」おかしい、明らかに。このレベルのステータスは俺の中だと物語終盤だぞ? なんで初期設定がこれなんだよ!


とりあえず偽装だ。隠せ! 今すぐに!

俺は完全偽装を使い、まぁいいほうなんじゃない? ってレベルまで下げた。


ホッと一息ついてからよく考える。エイトはあの未完結(投稿もしてないが)の主人公だ。この能力も最終的にはすべて手に入れるもの。


どうやら俺は自分の超大作(未完結、自称)の世界に転生したようだ。

この話の半分は能力説明、しかも名前だけという。

少しやりすぎたかも……?


これからはキャラデザではなくキャラ設定でいこうと思います。(キャラデザは意味が違う気がした)


キャラ設定

エイト・フォン・アヴェルト

5歳 身長112cm 体重26kg

ルーエルト王国のアヴェルト公爵家3男。中身は26歳のしがない作家、瑛人。瑛人の作品の主人公になるはずだったが、死んだ瑛人の転生先になり、なぜか最初から物語終盤の力を持っている。


〜裏話〜

俺は瑛人。作家友達からよく言われることがある。「頭の中で物語作るってどういうこと?」


そのままだ。頭の中である程度完結までいかせてからそれをなぞるように書く。たまに修正したりしながら。


でも忘れないようにキャラクター原案はしっかりかいている。


俺は悩んでいた。いい案が出ない。どうする。そんな時、◯ouTu◯eでつけていたショートをちらりと見る。


何? 『転生しても弱かった(思い込み)』主人公は底辺の人生を送って死んだ。転生してもステータスには何も表示されない。その理由は数が多すぎて表示できないから。


面白そうじゃないか!


そこで思いついた。(冒頭に戻る)

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