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君から始まる鎮魂歌《レクイエム》の旅   作者: 神無月
序章:聖王暦の誕生とワルプルギス大戦
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三節「別れ」

───アギアノワルド城療養室───


「リリエル、調子はどうだい?」


シュバルツはケーキの入った箱を持ち、療養室へ入った、

そしてリリエルの隣にある椅子に座ると机にその箱を置いた、


「ええ、今は落ち着いるから大丈夫だよ、」

「そうか、よかった、、」


シュバルツはいつもより冷静な声色で言った

その様子を見てリリエルは少し心配しながら聞いた、


「何かあったのですか?」


と、それにシュバルツは深刻な顔をすると少し間をおいてから

話し始めた、


「落ち着いて聞いてくれ、リリエル、、僕は今起きているこの戦争行くことになった、」


シュバルツのこの話にリリエルはいつもの落ち着いた声色で優しく言う、


「そう、私は、大丈夫だから、だから、必ず帰ってきてね、、」


リリエルの言葉にシュバルツは(ああ、)と小さく答えた、


「こうゆう時に私が一緒に行ってあげれたらよかったのだけれど、」


シュバルツはリリエルの言った言葉にすぐに答える


「それはダメだ!!!!」


シュバルツが急に叫んだことにリリエルは驚きながらも恐る恐る聞く


「どう、、して、、?」


シュバルツは叫んだことを申し訳なく思いながら答える、


「それは、、、それは、、君の病が,星喰いの病,だからだ、医師は君が森精種エルフと、人間種ヒューマンの混血だから患った可能性があると言っていた、」


星喰いの病は、魔法の扱い長けている森精種エルフ特有の病とされ、

森精種エルフの体にある魔力を取り込む器官が機能を弱め魔力が体外へ漏れ出していく病である、

この病は他種族には特に問題はないが、

魔力を取り込みエネルギーとしている森精種エルフにとっては重大な病なのである、

そして未だ治療法がなく、かかると魔力が抜け衰弱死してしまうことから、

森精種エルフの間では,星の呪い,と言われ恐れられている。


リリエルがかかった原因は森精種エルフの血が混じっている為、

その魔力を取り込む器官が他の森精種エルフよりは弱いが存在することが原因だと医師は言った、

そしてその為、魔力が抜ければリリエルも衰弱してしまうことから定期的に、

森精種エルフの医師から魔力の入っている錠剤を処方されることで魔力不足を補っているという事だったのだ。


そしてこれを聞いた、リリエルは決心したようにシュバルツに言う、


「分かりました、ですが、、だったら、だからこそ!まだ生きている内に貴方を助けたい!!」


だがこのリリエルの叫びをシュバルツは断った、


「、、、、ダメだ、、僕は、君に生きて貰って一緒に魔精種ケスラの居なくなった世界を見たい、、」


シュバルツのこの言葉にリリエルは悲しい顔で答える


「本当に、魔精種ケスラは殺さないければならないの?もしかしたら指揮をしている魔精種ケスラに和平をお願いしたら殺さなくてもいいんじゃないの?私は魔精種ケスラを殺すのはいやだよ、、」

「それは、出来ない、魔精種ケスラのせいで大勢の人々が死に、国が滅ぼされた、だからこそ魔精種ケスラは許されない存在なんだ、、」


シュバルツはリリエルにそう伝えるとリリエルは黙り俯いてしまった

だが、その悲しさを紛らわせる様に話題を変える、・

「シュバルツはさ、子供の頃の事、、覚えてる?」

「子供の、、頃、、、済まない、あまり昔の記憶を覚えていないんだ

、、、、済まない、」

「ううん、子供の頃なんて覚えてるわけないよね、、えへへ、ごめんねこんな事聞いて」


リリエルも謝り返した、

シュバルツは席を立ち言った、


「明日、僕は行かなければならないからもう行くよ、、それじゃあお休み、、」

「お休み、、」


シュバルツとリリエルの会話はこれで終わった、、



───第二連合軍出撃にて───


「兵達よ、、まずは先の戦闘で旅立った英雄達へ、、黙禱!!!」


ベリエルの声で、兵達は黙禱した、中には泣き出してしまう者達もいた、

だがベリエルは泣く暇もなく言う、


「だが!!、だからこそ!!今我々が、英雄達の創り上げた道を無下にしていいのか!!!

否!断じて否だ!!我々は魔精種ケスラ共を殲滅しこの地に安住をもたらさなければならない!!」


ベリエルの声に兵達は咆哮し士気を高めた、

そしてベリエルは続ける、


「この作戦を持って我々は魔精種ケスラ共を殲滅すると約束しよう!!

王達よ前へ」


ベリエルがこう言うと後ろに待機していた王達も続きに前に出た、

兵達はこの状況にざわつき始めたがベリエルは言う


「案ずるな今回の作戦に置いては各国の王達も参戦させてもらう!!」


そしてベリエルのこの発言で兵達は希望の光を目に宿した、


「今回の我々が行う作戦は以前と同様だ!!、、そして計四つの住処殲滅後、

大元であるエンデリア大森林より奥にある、滅びた大国ガンデリエル公国へ進軍する!!

では!!これより開門!!!」


そして門が開かれ王達を筆頭に兵達も続いて進軍していった、、、、



───グリア鉱山にて───


「遂にお出ましかい!!!アンタ達見てな!これがデセアルドラの王であり

覇槌(クラッシュド)()(プリンセス)と呼ばれたあたしの力だよ!!!」


ベリエルはそう言うと龍体変異体を前にして背負っていたベリエルの身長を優に超える鉄槌、神鋼の覇槌(ユグドラシルワインド)を片手で構え龍の頭目掛けて振り下ろす、


「ふんっ,,!!!」


振り下ろされた鉄槌は龍の頭を潰し鉱山の一帯を青に染めた、

龍の体は司令塔を失い痙攣していた、だがそれも少しすると収まり

遂には動かなくなった、


そして、それを見下ろしながらベリエルは言った、


「はんっ!!!大したことないねぇ、、ほら!アンタ達行くよ!」


ベリエルの声にデセアルドラの兵達は続き奥へと入って言った、、



───ガタリア商業国跡地にて───

龍を前に、兵達が倒れていく中、

エリアラは言った


「皆さん!諦めてはなりません」


そう言うとエリアラは両手を握り祈った、

すると龍の上に幾何学的模様を描いた魔法陣が現れ、

エリアラはそれに片手を伸ばし詠唱する、


「聖なる炎よ、この暴れ狂う龍に制裁を下しなさい!!

聖属性魔法、聖炎の雨(ホーリー・レイン)!!」


そう唱えると魔法陣より数多の光の線が龍へ降り注ぎ体を焼き貫いた、

悶える龍は咆哮するが,聖なる雨,は止むことはなく降り続け龍を倒した、


「皆の、傷を癒したもう再生の円環(ヒーリングエリア)


エリアラが唱えるとエリアラを中心に光の円が出来、

中にいた兵をたちまち癒していった


「さあ、皆さん行きましょう,,!!!」


エリアラは進みアリアトロワットの兵達もそれに続いた、、、



───フェール沼地にて───


「オイ!!お前ら!まさかこんな雑種の龍なんかに怯えてねぇよな!!」


怯えるギアフェルドの兵達を前にパワードスーツを身に纏ったセリべスはそう大声で叫び兵達を見た、

そしてセリべスは(チッ、、このチキン共が、、)と聞こえるように呟き、

声高々に言い放った、


「このビビりのチキン共!!よーく見ておけ!!これがギア技術を極限まで極めた最強の王の力だ!!!」


セリべスはそう言った後に右腕を伸ばした、、

すると右腕のパワードスーツは徐々に形を変え、

右腕の全てがガトリング機関砲へと成り代わった。

そしてセリべスは龍へ言う、


「本当なら戦闘用大型車両に付けるようなこの50mmガトリング機関砲:処刑人(エクセキューショナー)の鉛玉を、俺直々に

プレゼントしてやるんだ、、感謝しな、」


セリべスはそう言い終わるとガトリング機関砲に左手を添え、構える、

そしてガトリングを放った、五十、、いや百発近くの弾丸が龍へ向けて放たれた、

龍は弾丸を防ごうと両対の翼で体を覆うが弾丸は無慈悲に翼を破り、吹き飛ばした、

そして守る物が消えた龍へセリべスは叫ぶ、


「死ね駄龍がァ!!!!」


セリべスは心臓の位置に構え直し放った、、

一分は経っただろうか、放ち終わった龍を見ると心臓があったはずの場所に大穴が開き、

龍の後ろには、心臓とそれを守る役割の骨、肉、皮膚だったはずの物が肉片となり散らばっていた。


セリべスは言った


「はッ!!駄龍にゃぁ丁度良い死に様だ、はっはっは!!!!

オラッ!!ビビりチキン共!とっとといくぞ!」


セリべスがそう言って奥に進みギアフェルドの兵も続いて進んだ、、、



───エンデリア大森林にて───


「シュバルツ様!!現れました!!」


一人の兵がそう叫ぶ、

シュバルツが言われた方に目を向けるとその龍もまた、

同時にシュバルツを見た、そして見据える様にシュバルツは言う、


「ほう、複眼の変異体か、珍しい事だ、」


シュバルツの言った複眼とは龍体変異体の中でも極稀に出てくる、

一つの目の中に複数の瞳孔を持つ変異体である、

シュバルツは目の前の三つの瞳孔を別々に動かして周りを確認している、龍を前に

シュバルツは腰に付けた剣を引き抜く


「だが、私には複眼であることなど関係ないここで斬る!!

派生祝福エリットスキル《神速》!!」


シュバルツは声高々に宣言した、

そしてその瞬間シュバルツは瞬時に龍の背後へ周り一撃を与え、

その次の瞬間には龍の上空から、

そしてそのまま右側、左側と至るところから斬撃を放ち、

龍には姿すら見えぬ程の速度で斬り続けた、


この斬撃に龍の体はとうとう耐えられなくなり崩れた、

ここまで、僅か数秒にも満たない速度である、

シュバルツは龍の返り血で血だらけなりながら、倒れた龍を前に天を仰ぐ、


「複眼が出るとは、、やはりここは奴らの根城の手前ということか、、」


シュバルツがそう言う中、

兵達はシュバルツを尊敬と畏敬の念を持って見ていた


(あれが歴代人間種ヒューマンの王の中でも最強と呼ばれる男か、、)


兵の誰かがそう呟いた、

だが、その呟きは誰い聞こえるでもなくただ口元で搔き消えていくのみだった


「皆の者!!今夜は一度ここに野営地を作る!!これ以上奥に行くとなると、

一度皆の体を休める必要がありそうだからだ!!これに意見があるものは名乗り出てくれ、」


龍の死体を前にそうシュバルツが叫ぶと,うおおお,と兵達は喜びの歓喜を上げた、



───エンデリア大森林、野営地にて───

(兵達の負傷者が多いな、、一度生活圏に物資の供給を求めた方が良いのだろうか、、)

シュバルツがそう考えていると、

遠くから女性の声が聞こえる、


「皆さんご飯の用意が出来ましたのでいらしてくださーい」


シュバルツはこの聞き覚えのある声に急いで振り向くとそこには、

野営時の食事処で料理を作る、療養中であるはずのリリエルが立っていた、

シュバルツはそれを目にした瞬間にリリエルの元へ駆け寄る、


「リリエル!!」

「あら、シュバルツどうしたの?そんな心配した顔して?」

「心配するのは当然だ!!君には来るなと言ったはずだし、、まずどうやって城を抜け出した!?」


心配するシュバルツをよそに、

リリエルは腰に手を当てて胸を張りどうだ!、と言わんばかりの満足した顔で言う、


「なんか今日は調子が良くて外出の許可をもらえたの、

だからコッソリ馬に乗ってついて脱走して来ちゃった、えへへ、、」


と照れるリリエルにシュバルツは顔に手を当て悩んだ、

そしてシュバルツは少し考えたあと、ため息をついて言う、


「分かった、、居てもいいが護衛を付けさせてもらう、これは絶対に譲れない、

誰か、五,六人リリエルの護衛に明日回ってくれ!その分の防ぎきれなくなった奴らは私が何とかする!」


シュバルツのこの言葉にリリエルは顔を明るくし大いに喜んだ、


「やったー!じゃあはい!私特性のキノコシチュー!シュバルツの大好物でしょ!」

「おま!それ今言うな周り兵が見てるだろ!!!」


喜びながらリリエルは両手でもったいい香りが漂うキノコシチューをシュバルツに渡す、

シュバルツはそれを顔を真っ赤にしながら受けとった。

又、このほんわかとした雰囲気に場が和んだことで野営地は少し活気を取り戻したことは、言うまでもない、、


翌日、


「よし!それでは昨日に引き続き住処の奥へと進む!!、、

それとリリエルの護衛を担当してくれてありがとな、リベラ,アナト,レヴェル,ライ,ネイト、」


シュバルツは護衛を担当してくれた五人の兵に礼を言う、

そしてシュバルツは奥へ進み兵達もそれに続く、


「はあ、、ここは魔力思念体マナゴーストの量が多いな、」


シュバルツは、剣に自分の神の祝福(スキル)《浄化》の効果の付けることで、

魔導機関刀(マナレイドソード)を使わずとも、

魔力思念体マナゴーストを倒せるがそれでも疲れなくなるわけではない、

その疲れがシュバルツに一瞬の油断を生んだ、、


次の瞬間、バキッ!ガキ‼バキッガガ!!バキンッ!!!

シュバルツの横にある木々が音をたて次々と折れ、

その間から龍が巨大な口を開きシュバルツを何としてでも喰おうするような勢いで現れた、

だが、シュバルツはこの突然の脅威に剣を構える事も食われる、、、


はずだった、


「シュバルツ!!!危ない!!」


リリエルがシュバルツを押し飛ばした、

シュバルツはその光景を前にやっと正気に戻り倒れたリリエルの元へ駆ける、


「リリエル!!!、、、リリエル大丈夫か!?」


リリエルの意識は朦朧とし足元からは血が流れ出ている、

シュバルツは振り返り龍を睨み言った、、


「リリエル、、待っててくれ今すぐに、今すぐにこのゴミを処分するから、、!!」


許さない、リリエルを傷つけたこの龍、、いや、この脳の足りないクソ野郎を、!!

今すぐに葬る、シュバルツが怒りの炎を心に灯した瞬間シュバルツにしか聞こえぬ声が聞こえた


《啓示を確認、大罪能力(リベンジスキル)、《憤怒》の取得を確認、これより取得スキルの概要説明へ移行します、《憤怒》の能力は心情に,怒り,と考えられる感情宿った際、身体能力の限界の突破が可能となります》


なんだ、この怒りは、なんだ、体の奥深く、魂のそこから湧き上がるこの殺意に似た感情は、

まあいいか、とにかく今はリリエルを傷つけたこの,障害物,を消そう


シュバルツはそう考えた瞬間、剣を振るう、、誰にも捉える事の出来ない神速を超えた速さで、

次の瞬間龍の首が音を立てず、落ちた、そう元から繋がっていなかった様に、これが当たり前のように、

自然に、静かに落ちる、


そのままリリエルの下に戻り叫ぶ、


「早くポーションを持って来てくれ!!!」


シュバルツのその叫びは怒りではなく焦りだ、

そして兵達はその声で正気に返りポーションをシュバルツへ投げる

シュバルツはそれを手に取るとリリエルの傷を探した、、


そこでシュバルツは気付く、、無いのだ、人間であるならあるべきはずの両足が、

龍に喰われたのだ、シュバルツは急ぎリリエルの足があったはずの場所にポーションをかけ、

止血を行う、だがリリエルの意識は朦朧としている、


「リリエル!、、リリエル!!、リリエル!!!!」


シュバルツは何度も妻であり最愛の人の名を叫ぶ、

だがリリエルは焦点の合わない目をしていた、


「シュバ、、ルツ、、?」


リリエルは途切れ、途切れシュバルツの名を呼ぶ、

それにはじかれたようにシュバルツも言う、


「そうだ!!、、僕だ!シュバルツだ!!」


その受け答えにリリエルは微笑み、

シュバルツを呼ぶ、


「バル、、」

「なんだい?」

「懐かしいねこの呼び方、、」

「そうだな、、エル、、」

「フフフ、それも懐かしい、バルは子供の頃、、私とバルが初めて会った時の事、、

覚えてる??」

「ああ、勿論、覚えているよ、」


この間にも一体の龍が二人の邪魔をするように現れた、

しかしシュバルツとリリエルの,最後,の時間を邪魔はさせないと、

兵達も応戦し続ける、


「エルが、他の貴族の子供にいじめられていたな、」

「そう、私は他の子より少し気弱だったから、いじめられてて、

でもそれを見た、バルが私を抱いてこう言ったよね、、

,,僕の姫に触るな,,ってあの時他の子は逃げていったけど、、」

「ああ、君だけは僕から逃げず居てくれた、、」

「そう、あの時思ったんだ、私多分この人と結ばれるんだなぁって、」

「ああ、僕も思った、僕は、君と結ばれた為に生まれて来たって、」

「あはは、それは言い過ぎだって、、」

「そうか??、はは、そうかもなだけどあの後大変だったなあ、、

僕が姫って言ったから色々騒ぎになって、、」

「そうね、パパやママからも何度も聞かれたわ、、」

「そうか、」

「お願いバル、私の最後のお願い、この戦いで、、傷つく人を、、全部を守って終わらせて、、」

「・・・分かった、君の、君の最後の願いだもんな、、分かった必ず守るから」

「ありがとう、、、私にはあの時から貴方が、、バルが私にとっての英雄(ヒーロー)だったんだよ」


最後は泣きながらリリエルは言ったそれにシュバルツも頷き、(そうか、、、そうか)と言い続けた

そして最後にリリエルは言った、


「私は貴方の妻になれて、、最愛の人になれて、幸せでした、私の英雄(ヒーロー)、、」

「ああ、僕も君が、、君が僕の最愛の人で本当に、本当に良かった、、」


リリエルはシュバルツに最後の最後まで愛されながら旅立った、

シュバルツはリリエルを抱きしめた後、龍へ振り返り、光の無い目で見た、


「お前を、、、お前だけは許さない‼」


シュバルツはそう言ったまま剣を抜いて飛び出した、

その普通の龍より一回りは大きい龍は複眼の全てをシュバルツに向け咆哮した、

シュバルツは派生祝福エリットスキル《神速》を使い背後へまわった、


だが、、


「がはッ、、‼」


それを予想していたかの様に龍は、

背後へ尾を突き刺し、シュバルツの胸部の中心を貫いた、

シュバルツの口から大量の血が逆流し噴き出す、


「が、、ああ、、」


シュバルツは声にならない声を上げ、意識が消えていった、

兵達はその光景を前にただ絶望し見る事しか出来なかった、、



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