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君から始まる鎮魂歌《レクイエム》の旅   作者: 神無月
序章:聖王暦の誕生とワルプルギス大戦
2/6

二節「魔女狩り戦争《ワルプルギス大戦》開戦」

一話で書き忘れたけど僕まだ学生なんでちょっと日本語おかしくっても許してくだちぃ、、

(´・ω・`)

古生暦869年、聖王暦まであと5年


擬態種の判別が可能となり5年が過ぎた、、


四国の中の擬態種は消えていっただが、

擬態種が消えていくにつれ生存圏外の全ての魔精種ケスラの進行が増えていった、


───〈対魔精種(ケスラ)四国会議〉───


「どうゆうことだ…」


会議はセリべスの苛立っている声で始まった


「確かに今の状況は非常に不味いですね、」


続いてエリアラも答える、


「ああ、、今、この生活圏内の魔精種ケスラが減るにつれ進行してくるの魔精種ケスラ

比例するように増えてきている」


シュバルツがため息を吐くように言った、


「なあ、こんな時に非常識だとは思うが言ってもいいかい?」


ベリエルが恐る恐る問う、


「シュバルツ、いつも一緒に居るリリエルはどうしたんだい? こんな時に、と思われるかもしれないが、いつも一緒にいたのに最近一緒にいるところを見なかったからねぇ」


ベリエルが申し訳なさそうな顔をしながらシュバルツの方を

向いて聞いた、


シュバルツは重々しく口を開く、


「リリエルは、、今、療養をしている、病気なんだ、、」


この発言にベリエルは(そうかい、、)と呟いた、


「とにかく今はそんなことよりこっちの問題の対応が先だろうが!」


セリべスは声を荒げ他の王たちへ怒鳴り、

(こうなったら、、)と、一息置いて冷静な声で話した、


「もう防戦一方は御免だ、俺はこっち側から魔精種ケスラ共への全面戦争を仕掛けるのが最適解だと思うぜ、、」


セリべスは、そう言いながら《魔女狩り戦争構想案》という書類を机に出した、

そしてその行動は他の王たちを驚愕させた


「ですが!そんなことをすればどれだけの民の命が失われるか、、」

「ああ、エリアラ殿の言う通りだそんなことをすればこの生活圏が保てるかどうか、、」

「あたしもエリアラとシュバルツに賛成だそんなことをすれば人系種ヒューマニアは、今度こそ滅亡しちまうよ!!」


三人はセリべスを咎めた、だがセリべスはそれを予想していたように、

話を続けた、


「そんなこと言ってお前ぇらも薄々気づいてるんだろ、このまま防戦を続ければ

生活圏はジリ貧、いずれ防衛線を突破されて滅亡するだけだ」


セリべスの言葉には明確な確信があった、確かにこのままでは近い将来、人系種ヒューマニアは滅亡する、そしてこの考えは他の王たちも気付いてはいた、

だが、勝てるかも分からない賭けのために、民の、兵の命を託してもいいのか決断がつかず、

この案は誰も言わずに出し渋っていたのだ、


ここでシュバルツが口を開く


「わかった、貴殿の、、その案に私は賛成する、、」

「シュバルツ様、、」

「シュバルツ、アンタ、、本気かい?」


突然のシュバルツの決断にエリアラとベリエルは驚きと、戸惑いの表情で、

シュバルツに言った、そしてその二人に対しシュバルツは腹を括ったように言う、


「セリべス王の言う通り、我々にも、もうじき限界が来る、そしたら我々が、、

出し渋っていたところで決断せざるを得ない案だ、、なら‼兵力の限界が近くなるより前の、

今の状態でこの案を使うべきだ、、、」


シュバルツが内にあった考えを話したことで

残りの二人の王も腹を括ったようだった


「わかりました、わたくしもセリべス様とシュバルツ様の意見に同意します、、」

「エリアラ、、分かったよ、もうこれが最善であることを信じるしかないんだね、、、」


二人も共に決断したことでこの《魔女狩り戦争構想案》は可決され、、

すぐに生活圏内全域にこの情報は広まり生活圏内で生活している人々も覚悟を決めた

そして構想案に従い各国の兵器、武具の共有そして兵たちの士気の増強に時間をかけ、、、



───一か月後───


ベリエルが生活圏から出る為の四つの巨大な門の一つの前で全兵士に

作戦を再度伝えた、


「今‼ここに集いし兵達よ‼この作戦へ志願してくれた者達よ‼まずは!協力に対し今しがた感謝の意を表する!!!!」


ベリエルはそういうと敬礼し民への感謝の意を表した、

そしてベリエルは続ける、


「ここに集った者は以降も英雄として後世へ語り続けられるだろう、、否!!、絶対の語り続けさせて見せる!!だからこそ兵達よ!魔精種ケスラ共に我々の、、人系種ヒューマニアの力と誇りを見せつけてやれ!!!!」


「「ウォオオオオォォォ―!!!!!!!!」」


ベリエルのこの呼びかけに兵達は空間が震えるほどの咆哮で答えた、


「よし!!、では作戦を再度伝える!この作戦では、魔精種ケスラの住処と思われる五ケ所へ、

各国の兵、総勢四万からなる連合軍で奇襲攻撃を仕掛ける!!!!、まず発生源から伸びていって出来たとされているエンデリア大森林、グリア鉱山、ガタリア商業国跡地、フェール沼地にある住処を各国の兵に別れ殲滅して欲しい!エンデリア大森林へはアギアノワルドの兵たちが、グリア鉱山へはデセアルドラの兵たちが、ガタリア商業国跡地へはアリアトロワットの兵たちが、フェール沼地へはギアフェルドの兵たちが向かう!!!なおエンデリア大森林とグリア鉱山では漏れ出した魔力の集合体である魔力思念体(マナゴースト)が確認されている」


この最後の発言兵たちがざわつき始める、


(おい、、魔力思念体マナゴーストだと、)

(流石に危険度が高すぎるんじゃねぇか?)


だが、ベリエルは続ける、


「確かにエンデリア大森林は今、魔境森林(デモンフォレスト)呼ばれる程に魔精種ケスラ、並びに魔力思念体マナゴーストも確認され、グリア鉱山には魔力思念体マナゴーストの憑依した憑依岩石(ゴーレム)の危険性もある、だが!!我々もやられるだけではない!!」


この言葉に兵たちは俯き黙って聞いていた、


「この二つの地へ行く者達はもう持っていると思うが、この戦いの為にギアフェルドとアリアトロワットの協力のもと造られた兵器、魔導式魔力供給機関導入型自動小銃、、通称魔導機関銃(マナリークライフル)そして魔導式魔力供給機関導入型長剣、、通称魔導機関刀(マナレイドソード)この二つを支給する!!この二つの使用方法は現在背負っているマナタンクよりこの二つについているトリガーを押し魔力を流すことで使える、これを用いて戦うのだ、」


兵たちはこの声のお陰で活気を取り戻し士気を上げていった、


「そしてその全ての攻略が完了の後、奴らの本土だと考えられるエンデリア大森林のさらに奥にある

大国の中で唯一滅びた国、ガンレダリア公国へ全総力を挙げ突入する!!」


ベリエルは声高々に宣言した、


「兵たちよ、、とうとうこの作戦を決行する時が来た!!健闘を祈る、、」


この発言と同時に門が開き兵たちは出撃していった、

そして一か月後

グリア鉱山、ガタリア商業国跡地、フェール沼地からは続々と健闘していると報告が来たが、

エンデリア大森林では敗走の報告があり、三ヶ月後に撤退もやむを得ない状況となり撤退した、

そして、それと時期を同じくして他三つの地に行った者からも撤退の報告が相次ぎ、

第一連合軍は四ヶ月後には一時、全軍撤退がやむを得なくなった、



───第二次魔精種(ケスラ)進行会議にて───


「龍体変異体が各場所に出現、、だと、」


シュバルツは絶句した一度魔精種(ケスラ)の進行の際現れたことはあったが、

防壁についている魔導砲を十発以上耐え、アリアトロワット魔導国の女王エリアラ・シヴィ・アリアトロワットの魔法を喰らいやっと死したレベルの強敵だからだ。


この生活圏には貴族はいるが領土が与えられることはなく

王となった者が国の領土を全て管理する為、各国の王となる者は、

周りを圧倒的に凌駕する力、社交的能力、経済力、自己管理力持つ必要があり

ここに集った者達は自国の中でそれをクリアした生活圏の中の最高戦力、

最後の砦なのである。


「やはりわたくしたちも、出なくてはならないのでしょうか、、」


エリアラが心配した声色で言う、


「そりゃあ俺の国とお前の国の合同で造った武器もかなわねぇなら俺らが出るしかねぇだろうが」


セリべスがエリアラの問いに答える、

ベリエルもこの会話に賛成した、


「そうだね、、一つの場所に一万の兵たちが挑んでも勝てないとなると

もはや、一般の兵だけでは不可能なのかね、、」

「私も皆の意見に賛成だ、兵たちの帰還率は50%を切っていた、

そんな死地へ、兵だけを送り、我々が高みの見物とはいかないだろう、、」


シュバルツも賛成したことで、

第二連合軍には王たちも参加する事となるのがだんだんと

確定していくのだった、、、、、、

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