1.9
「ギャーこっちに来るよもうこっちに来ないでよバカ〜!!」
プルは剣を振り回す
プルの剣は不思議でこれまで一度も鞘から抜いた所を見たことがない、何時も鞘を抜かず剣を振って殴り、トドメは俺かレートがしていた
まだパーティを組んだばかりの時一度聞いたことがある。どうして鞘を抜かないのかとプルの話ではどうやら抜けないらしくこれまで何度か抜こうとしたけど抜けなかったようだ。
試しに俺も抜こうとしたがビクともしなかった。
それなら別の剣を買ったら良いじゃんとレートは言っが
この剣がお気に入りだから別の剣を使うつもりはないとプル言った。
確かに気に入りるのも分かる気がする。多分綺麗な剣だと思う刀身は見たことはないけど、柄の部分だけ見ても綺麗な白に少し金色が入っている
家宝か何かなのだろうか?
まぁあまり聞いてやるなレート、別に良いじゃないかそんな不思議な剣があっても
それにいつか抜けた時どんな刀身なのか楽しみだ
プルの光が全て剣に集まっているようだった、いや実際はそうだ
身体の光が弱くなるにつれて剣の光が強くなっていた身体の光が完全に無くなると剣の光が眩しいくらい強くなる
そしてプルの剣がゴリ犬に向かって振り下ろされた。
それは一瞬だった、まだ10メートルは離れているゴリ犬に向かって眩しい光が地面を切り裂きながら真っ直ぐ進みゴリ犬を切る
気が付いたら光は消えプルは倒れていた。
後に残っているのは真っ二つのゴリ犬とそこに続く切り裂かれた地面だった。切り裂かれた地面はゴリ犬の遥か後ろにまで続いて、森の木々を真っ二つにしていた。
勝ったのか・・・・やった!凄いぞプルやっぱりプルは・・・・あれ?意識が・・・・
最後に見たのは空を飛ぶ人?だった
8歳の頃
父さんが面白い話をしてくれた
リム世の中には称号持ちと呼ばれる人やモンスターがいる
称号持ちは世界に星に認められた証だ、与えられたら者は確実に一つ上の段階を登る
まぁ簡単に言ってしまえば強くなるって事だ
どうやったら貰えるかって?
・・・残念ながら父さんも知らないんだ。まぁ伝説みたいなもんだ、それに称号を持っているかどうかの見極め方なん分からないしなワーハッハッハ!
あっそういえば何処かに数百年生きてる魔法使いがいるらしいぞ。
多分その人なら称号を持ってるかもなまぁ会うことなんて無いだろうけど、もしも会ったら聞いてみると良い何かのヒントになるかもな
はっ!
父さんの・・・・なんだっけ?称号?
よく思い出せない、夢って直ぐ忘れるんだよな
ん?何処だここは
「あ!リムが起きてる!リム僕だよわかる?プルだよ!レート!リムが起きたよ!」
聞き慣れた声に顔を動かすと何時もと違う格好をしてるプルがいた。そういえば
「プルを間違うわけ無いよ。それにしても此処はどこだい?病院って感じ、じゃないけど」
辺りを見回すと木で出来た家の様に見える窓の外は緑の木々が見えて太陽の光が窓から部屋の中に入っていた
少しするとドタバタと音が聞こえてきた部屋の扉がダァンと音を立てて空いた入ってきたのはレートと魔法使いの女の子が入って来た
レートは・・・・・髪がボサボサじゃないか思わず笑ってしまうよ
「おい何笑ってんだよ。全く起きるのが遅いぜ俺は1日で起きたってのによ」
レートは寝癖を少し手で直しながら言うと後ろから魔法使いの女の子が飛び着いて来た
ちょっと待って!やめて今来られたら痛みが!骨折の痛みが〜!
しなかった・・・・・・・何で?
「良かったですぅ〜!傷は治ったのに2日も目を覚まさなく心配したんですよ〜!」
くっ苦しい死ぬ〜
「おいリムから離れろ死にそうじゃないか。それに君は呼んでないよ僕はレートを呼んだんだ」
プルが魔法使いの女の子を俺から引き剥がす為に引っ張る、ぐぇ〜苦しい〜
ようやく引き離した後はプルと魔法使いの女の子が何やら言い争いをしていた
「そういえば、君の名前を聞いてなかったね。あの時も言ったけど俺の名前はリム、君の名前は?」
プルと何やら言い合っている魔法使いの女の子をレートが止め俺の方に向ける。
さすがはレート助かるよ
「えーこほん
まだ私の名前を言っていませんでしたね。でもその前にお礼を言わせて下さい。助けに来て頂きありがとうございました。リムさんとレートさんついでにプーさん「なんだとぉ」「お前は少し黙ってろ」「分かったよ、ふん」お三方が来て下さなければ私は今此処にいませんでした。本当にありがとうございます。私の
私の名前はミラーラ、ミラと呼んで下さい」
ミラは頭を下げてそういった
ミラの髪は綺麗な紫色をして窓から入る光に照らされて輝いていた
目は桃色であり身長は150くらいかな
ミラの目が真剣になるのを感じた
「それと一つお願いがあります。
私を貴方のパーティに入れてほしい!私を貴方方の仲間にして下さい」
その時空いたドアをノックする音が聞こえた
よく見ると黒い服を着た黒髪で紅い目をした女性がたっていた身長は170くらいか?歳も20後半の様な見た目をしている。綺麗系のお姉さんだと言った感じだ
「初めましてリム君。私はミラの魔法の師匠をしている者だ。名前は悪いが言えない事情があってね、好きに呼んで構わないが・・・そうだな師匠とでも呼んで構わない。ミラの師匠として礼を言おう。ミラを助けてくれてありがとう。君達3人のおかげでミラは助かった。
リム君体の調子はどうだい?」
師匠さんは俺たちに礼を言いミラの頭の上に手を置いて尋ねる
「体は今のところ問題は無いです。ここは貴方の家ですか?」
「そうだここは私の家兼研究所でもある。弟子のミラと2人で暮らしいる。改めて礼を言うありがとう」
「いえ頭を上げてください
偶然助ける事が出来たんですから、それに俺は殆ど何もしてませんよ。レートとプルそしてミラが頑張ってくれたからです」
その言葉にプルとレートが思わず突っ込んだ
師匠さんは顔をあげてそうかと言って少し笑っていた
「良い仲間達だな、特にそこのプルとか言う娘はこの2日朝から晩まで看病していたぞ。後で礼の一つで言ってやると良い。「なっぁ!僕は男だよ!」まだ体が本調子じゃないだろう、弟子の恩人だ好きなだけ居てくれて構わない。まぁ私は忙しいから特に何かしてやる事は出来ないが、私の部屋に入る意外は基本的に自由にしてくれて構わない
あとミラ「はいぃ」これからの事はお前の判断に任せる。好きに決めるといい、では私はこれで失礼する」
師匠さんが入り口から廊下に出て扉を閉めるまでの間
プルは師匠に男だからね!間違わないでね!
などと抗議をしていた
プルが師匠に説明して扉が閉まった後にこちらに歩いて戻ってきた
「改ためて私を貴方方のパーティに入れてください!」
ミラは頭を先程よりも深く下げた
直ぐに返事をしたいがどうやらプルはあまり乗り気ではないらしい
「プル、君の意見を教えて欲しい」
「ぼっ僕は反対だよ」
それは君の態度を見ればわかる俺は理由が知りたいんだ
「プル理由を教えて」
プルはプルプルしなが少しづつ喋り始めた
可愛い
「だって今回の怪我はこの子・・・・ミラが原因だわざとじゃないとしても結果的にリムとレートが危険な目に合った。
リムは知らないと思うけど。僕が偶々森で見つけた
夜桜の実を持っていたからリムとレートは助かったけど普通なら死んでも不思議じゃなかったんだ。実が無かったら死んでた、・・・2人をそんな事に巻き込んだ子と一緒に冒険何て出来ないよ」
まぁ確かに今回の事はミラを助けに行ったから酷い怪我をした、でも助けに行ったのは自分の意思だ、誰かに行けと言われたわけじゃない自分で考え自分で判断した、だから後悔はないけど
プル的には勝ってに危険なって大切な仲間が傷付き死に体で帰ってきた感じなんだろうな
どうすれば良いんだろう?分からん!分からん時は
正直に話す、これしかない!
「プル。確かにミラを助けに行って俺とレートは酷い怪我をした。プルの言った通り死んでもおかしくない程の重傷だった。だけど怪我をして死にそうになった価値は十分にあったよ。
だってミラを助ける事が出来たんだから。俺達が行かなかったらミラは死んでた、そしてプル、君もあの場に来なかったら俺とレートそしてミラは死んでた。
プルが来てくれたからだ。今こうして4人で話す事が出来ているんだ。プルが俺とレートの仲間で居てくれたからだ。偶々あの森で偶々あの場所の近くにいて偶々俺達がいたから助けに行けた。そこで共に戦い生き残った。それはとても素敵な事じゃないかと思ってる。
それにミラはあの時、共に戦った仲間だミラの事は俺が保証しよう。ミラは背中を預け信頼に値する仲間だ。
プル俺を信じて欲しい。俺が見たミラを信じて欲しいそしてミラがパーティに入るのを許して欲しい」
いつの間にかミラとプル泣いていた。2人とも涙が頬を伝い床にポタポタと落ちた。ミラは鼻水まで出して少しヒクヒク言っていた
プルはミラのその姿を見て一つ息を出して涙を拭いてリムを見た
「リムはズルいよそんな事言われて反対できるわけないじゃないか。それにレートは元々賛成の様だしね」
レートは手を頭の後ろに組んで答えた
「まーな、リムの見る目は確かだそれに俺達のパーティは元々後衛が居なかったし反対する理由はねーよ誰かさんとは違ってな」
レートはニヤリとしながらプルを横目で見る
「今は賛成だよ。はぁ・・・これじゃあ僕が悪者じゃないかミラ酷いこと言ってゴメンね。気分を悪くしたかもしれないけどそれだけ僕も仲間が大切なんだ。これからはミラもその大切な仲間だ宜しくね」
プルはミラに手を出す
「そうだな、魔法使いはこう言っちゃなんだか貴重だ
ミラお前がいれば俺達はもっと良いパーティになる。
これから宜しくな」
レートはミラ手を出す
「ミラ見ての通り俺達は君を歓迎するよ。これからはミラを俺達が守るよ、だからミラも俺達を守って欲しい
俺みたいのがリーダーで申し訳ないけどパーティに入ってくれないか」
リムはミラに手を出す
ミラは出された3人の手を両手で握り涙と鼻水とヨダレで顔が凄いことになっていた
「ばいぃぃ・・・よろじぐっおねがいじまっずぅ」
プルはハンカチを出してミラ顔を拭き始めた
「ははっミラ泣きすぎだよ。それに何言ってるかよく分からないよ」
プルは綺麗にミラの顔を拭いた
それでもまた泣き出して、拭いたのが無駄になるよー
とプルはまた顔を拭き始めるのだった
実は部屋を出た師匠は廊下で止まっていて扉の中から聞こえる声に少し涙を流した事は秘密です。
ミラが仲間になった!




