表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『荒唐無稽版 桃太郎』  作者: 所天駄
6/27

目指せ! 鬼ヶ島!!

それからしばらくの間、鬼よりも恐ろしいと評判のお爺さんの屋敷やしきで過ごしていた桃太郎でしたが、ある日ふと、気が付いてしまいました。


「もしかして、このお屋敷に住んでいる人たちって・・・。

めっちゃ強い人揃い?」


お爺さんとお婆さんが若い頃ブイブイ言わせて『浜の伝説の黄金カップル』と呼ばれる過去があることは、時折り酒の席で聞かされています。


が、少年は未成年なので、ジュース片手に何度も同じ話しを嬉しそうに繰り返すお爺さんに辟易へきえきしながらも聞かされていました。


お婆さんからも、自慢じまんげに語られるかつての二人の武勇伝の数々に、ドン引きしながらも、お相手していました。


とにかく、ここは『修羅しゅらの棲む屋敷』だと。



そんな屋敷で過ごして2年ほど。


今ではすっかりたくましくなり、以前の弱虫、泣き虫小僧では無くなった桃太郎に課せられた最終試練が『鬼が島へ鬼退治おにたいじミッション』。


クリア条件:鬼を一匹残らず退治たいじして来ること。


なお、一匹でも残った場合、地獄の特訓半年間やり直し。



この地獄の特訓は、桃太郎をして二度と体験したくないと泣き言を言わせた二番目の辛く苦しい経験だった。

※一番目は登場初日の自白強要。


「おしっ!

とりあえず、コレ持ってけ。


餞別せんべつな。」


お爺さんが大きな袋を渡してくれた。


随分ずいぶん重たいけど、何だろう?


お金持ちだけに気前が良い人だな。


「わあ、ありがとうございます。

お爺さん。

中身は何だろう・・・?」


ワクワクしながら開けるボクへ向けて、お爺さんがとんでもないことを言ってきた。


「あ、ソレ今朝出し忘れたゴミ袋だった。

悪ぃ。」


一瞬で強烈な刺激臭しげきしゅう鼻孔びこうを突き上げる。


「ウゲッホゲッホゲッホっ!!


臭いっ! 思いっきり吸い込んじゃったっ!!


ゲッヘゲッヘっ・・うへぇ・・・。」


無防備で生ゴミの詰まった袋なんて開けると、鼻にツンっと強烈な臭いがこびり付くよね。


ボクは涙目になりながら激しく咳込んでんしまった。


「いやー悪かったな。


ちょうど玄関に置いといたもんで、間違えたわ。


ハッハッハッ」


黒く焼けた肌に真っ白な歯を見せて笑う姿はあわやかでカッコイイお爺さんだけど、一瞬だけグーで殴っても良いかなと思いかけたけど、側で見張ってる怖い二人も居るし止めた。


「ソレも出掛けるついでに出して貰えば良いでしょ?」


「ああ、そうだな。

流石さすが婆さん頭がえとるなぁ。」


「頭は帽子を乗せる台ではないさね。

爺さんや。」


その後、改めて餞別に『桃印キビ団子詰め合わせセット』の入ったリュックと、途中で捨てて来いとゴミ袋を渡されて、ボクの鬼ヶ島を目指す旅は始まった。


前途多難だなぁ・・・。


めでたし、めでたし。

やっと出発です。

遅筆? 自覚もあります・・・(;´・ω・)


『妹がヤンデレ過ぎて怖い件について』

https://ncode.syosetu.com/n0825fd/

よかたらこちらもご覧ください(*- -)(*_ _)ペコリ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ