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『荒唐無稽版 桃太郎』  作者: 所天駄
20/27

鬼ヶ島へはタクシーで行くべし



雉島もとい、魂名ソウルネームとして、ヤハブサさんが、カッタルそーにリーダーである僕に話しかけて来る、


「あ。とりあえず、歩きなんてダルいんでぇー

タクシー使ってイイっすかぁ?」

「・・・そこまでのお金がありませんけど(汗」

「マジっすかぁ!?」


いや、どうしたら、そんな簡単にタクシーで鬼ヶ島へ行こうだなんて考えられんの?


僕にとっては、ソッチの方が『マジッスカぁ!?』って、百万回くらいツッコミたいんですけど!?


「っかぁーーーーー、ショボイッスねぇー」

「ハヤブサ雉さん! ショボイ言うなしっ!!」

「クラァっ! 人の魂名ソウルネーム混ぜんなしっ!

混ぜるな! 危険っ! だぞっ!!」

「あーハイハイ。」


ダメだ。


完全に今回の『鬼ヶ島へ鬼退治ミッション』は、全然クリア出来る気がしない。


かつて、偉大な名指導者が、残した伝説の名ゼリフに『諦めたらソコで~』と言うのが思い浮かんだけど、監督。


もう僕リタイヤしても、イイッスよね?


あ。鬼ヶ島へ行かなかったら、地獄の特訓追加メニューが待ってるんだった・・・・。


あー、いっそこのまんま、サオリさんと二人だけで、青い海、白い砂浜まで愛の逃避行したいなー。


僕がそんな風に、現実逃避を励んでいると。


「太郎さん。このまんま、タクシー使いましょ?」


「ハイっ!?」


サオリさんまで何を言い出すんだっ!?



「どーせコイツなんて、散々今まで女に貢がせて、No.1ホスト気取ってたんだから、その分を還元させましょうよ!」


サオリさんが、超冷静に美しい顔に満面の笑みをたたえて、雉もといハヤブサを指差している。


「ってオレからかよぉーーーーーっ!?」


この時ばかりは、盛大に大声を上げて、不服そうにアピールしてくるハヤブサ。


うん。そろそろ本来の役割である『雉』に戻しても良いんじゃないだろうか?


一々ややこしいし、『ハヤブサ』よりも『キジ』の方が短いし、呼びやすいからね。


「それは、ナイスなアイディアですね!

雉さん。タクシー代、とりあえず立て替えておいて下さい。

頼みますね!」


「貸して」ではなく、「立て替えて」と言ったのが、我ながらミソだ。


借りたら返さなきゃいけないけど、建て替えなら、鬼ヶ島で何か見つけたら、そこから返しておけば良さそうだし。


うん。今回は、我ながら名案だと思うぞ。


ところで、タクシーは捕まったとしても、肝心の『鬼ヶ島』まで乗せてはくれるのだろうか?



不定期投稿なるかなと?


とりま、書けそうなときに、少しずつ書いていければと思います。


できれば、やっぱり最後まで書いた方が、スッキリするかなと。



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