『雉』がハヤブサを名乗らなければならない理由(三行纏め)
「貴方が『雉』だと言うのなら、このキビ団子を受け取ってください。」
一応、礼儀だよね。
そう思い、僕は『キビ団子贈答用』をハヤブサと名乗った雉へ手渡した。
「あー。ご丁寧にどーもー
コレなら鬼ヶ島へ行くのに十二分過ぎるほどの報酬になるんじゃね?」
「ところで、ハヤブサさん。」
「なんしょ、桃っち?」
「どうして、『雉』なのに、『ハヤブサ』って源氏名なんですか?」
「・・・ソコを突っ込んじゃうぅーーーー?」
あれ、なんか深刻そうな表情?
マズイ質問だったかな?
「フン。アンタ、いい加減自分の名前へのコンプレックスくらい、乗り越えなさいよっ!
いつまでも、ウジウジして女々しいじゃないかっ!」
サオリさんまで手厳しい。
もしや、地雷踏み抜いちゃったかな?
「いいでしょう。この俺が、『ハヤブサ』を名乗る本当の理由を知りたいのならば・・・。」
何故か口調が改まり、チャラけた感じから、真面目な雰囲気を醸し出して来た。
長くなりそうだったので三行で纏めてもらいました。
1.本名は『雉鳥源治』。
2.『雉』という苗字では、桃太郎のお供だとバレやすいこと。
3.だから素性隠して、恰好良い『ハヤブサ』名乗っている。
以上。
「プっ!」
「お前っ! 笑うなしっ!!」
「だって・・・・ プックククククっ・・・。ゴメ・・・(笑)」
そんな理由で、源氏名にハヤブサって・・・
ゴメン。悪いけど今度はボクが受けてしまった(笑)
とりあえず、これで『桃太郎=ボク。犬=駄犬シロ。猿=美女サオリさん。雉=イケメンホスト雉島』が勢ぞろいした。
後は、『鬼ヶ島』へ乗り込むだけだっ!
うん。くだらない理由でも本人にとっては、重要かもしれませんよね?
ちょっと正月休みして、不定期か、時々更新かな?
気が向いたら続き投稿します(`・ω・´)ゞ