200文字詩篇 読書ぎらい(200文字) 作者: 竹井閑山 掲載日:2016/03/12 私は記憶しない ファンタジーの1ページ目に酒場を発つ 少年の名を 風貌を 国籍を 私は記憶しない 次のページで少年を追うはめになる 戦士の名を いでたちを 国籍を そしてそこだけは記憶するだろう 少女の名と 髪の色と 国籍と お人形さんごっこは昔から苦手 散らかった部屋を掃除しないといけないのに 少女の上げ下げするコーヒーカップを注視してるなんて 明日のバイトに向けて休養をとるため いっそ少年の名をジャンバルジャンとでもしておこうか