オープニング
「えっと、クロス様・・・いや、クロスさんあなたは今日を持って神の座から降りてもらいます。」
えっ・・・ちょっと待てよなんか悪いことなんかしたっけ。
考えても特に思いつきもしないし、・・・やばい心あたりがある、たしかに神としての仕事を結構な数さぼっている。だからだなうん。
「ですが、急に降ろすのは気の毒と考えた私たちは、チャンスを与えようと思います。」
神じゃなくなるのは流石にゴメンだからな、次はちゃんと仕事しよう。
「そのチャンスってなんだ?雑用か?。」
まぁ、どうせ城の掃除か何かだろ。違ったとしても簡単な仕事が良いな。
「いえ、異世界に行って冒険者達と魔王を倒して平和な世界にしてくることが、今回の仕事です。」
異世界?魔王を倒す?なにそれ美味しいの?一応戦える力はあるけど、問題は神の力が使えるかどうかが、一番重要なところなんだけど。
「えっと、そのすいません、俺の神としての力って使えるものなんですか?」
「使いたいのですか?本来ならば使えないようにしたいのですが、しょうが無いですね。使えますよ。」
よかった、使えなかったら魔王討伐とか希望がなさすぎる。
それよりも、目の前の女神、俺が神の時はペコペコ頭下げてるようなやつだったのに、ちょっと変わりすぎやしないか?
「じゃあもう送ってもらっても構いませんよ。」
次あった時は、厳しい仕事を押し付けてやる。