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十三月の物語

五月の解放

作者: アルト

 五月。


 五月と言えばようやく花粉が収まり始める時期。


 花粉症さようなら、マスクさようなら。


 そしてこんにちは……蚊。


 新年度の更新手続きがまだまだ続くこの月。


 黄金週間に入ってしまえば、連休が待っています。


 ただし、うまいこと有給を入れるなり仕事を調整するなりすればの話ですが……。


 学生うらやましいねえ。




 と、そんなことはさておいて。

 五月と言えば田植えですね。

 日本人のほとんどの主食であるお米です。

 種もみを買ってきて、まずは水を張ったバケツに投入。

 ぐるぐるかき混ぜて浮いてきた籾はここでさようなら。

 塩を入れてもう一度ぐるぐると。

 これで浮いてきた籾もさようなら。

 そのあとは真水で十分に洗って、薬を入れて一日つけておきます。

 この間にもう一つの作業。

 苗箱の準備です。

 培土を入れて平らに均したものをたくさん用意します。

 これに後日種籾を撒いて、上からさらに培土を被せたら、畑に並べてアルミのシートを被せて目が出るのを待ちます。


 …………。


 こうしていろんな手間のかかったお米は食卓に並びます。

『米』という字を分解すると八十八という数字になります。

 これほどの手間が米作りにはかかると言われていますが、実際はこれ以上あります。


 種籾の準備、育苗度の準備、種まき、苗づくり、田んぼ準備、草抜き、耕して石を除けて、水の確保、田植えの準備、田植え、etc.


 地域によって若干栽培方法は変わって来るけど、それほど手間のかかったお米。

 一粒も残さずに食べましょう。


ちなみに最初の水選、塩水選でさようならされた籾はスズメたちのごはんになります。

もしくは、肥料として田んぼにお返しされます。

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