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 お兄様のサプライズ?

 何だろう。


 もう十分今まで色々ありすぎて、ちょっとやそっとじゃ驚かないけど。


「実はね、君へのご褒美はもう決めていたんだ」

「俺へ?」

「そうだよ。君が帰ってきたら渡そう……そうずっと思って、君の帰還を願っていた」

「ありがとうございます」

 改めて言われて思う。帰りを待っていてくれる人がいるのは嬉しいと。

「受け取ってくれるかな?」

「もちろんです!」


 仮面の下の眼差しがゆっくり頷いた。


「晩餐は祝勝会を兼ねていると言ったね」

「はい」

 魔王討伐のお祝いだと。

「そう。もう一つのお祝いは、婚約発表だよ」

「こんやく?」


 こんにゃく……じゃないよね?

 新作のこんにゃく料理発表とか、微妙だ。


(じゃあ、やっぱり婚約?)


「誰のでしょう?」

「もちろん、君のだよ」

「………………」


 ………………

 ………………

 ………………


「エエエェェエエーッ!!」



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