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 通りで皆、高身長。

 美しく凛々しく、精悍で肩幅も広い訳だ。


「それが何か?」

「何かじゃないでしょう」

「あぁ、そうでした。失礼致しました。またもやお伝え忘れていました。お見合い相手の方々は皆、攻め様なので問題ありませんよ」

「……」

「……」

「問題あります」

「しかし、ヒイロ様は受け様でしょう」

「……」

「……」

「……え?」


 どういう意味?

 いや、もう悪い予感しかしない。

 と、とにかく!


(いつもの……あれ?)

 ここにしまっておいているのだけど。勇者装備のアレ、どこ行った?


「国語辞典オープン!『受け様とは、男性同士の性交時に陰茎を挿入される側である』」

「キャー!」

「『攻め様とは、男性同士の性交時に陰茎を挿入する側である』」

「キャー!……って、ゼフィルさん、勝手に勇者装備の国語辞典使わないで下さい!」

「すみません。一度やってみたかったもので」

 たく、もう〜

「尚、勇者の国語辞典によりますと……『攻め様の勃起した陰茎はカリ高で大きい。平常時でも剥けている者が多い』だそうです」

「キャー!」

「良かったですね。勇者様の大好きなズル剥けカリ高巨根です」

「カっ、カカカっ」

「カカカっ?」

「カ、カっリ……カっリ」

「カリカリ?猫?」


 ブンブンっ

 首を振る。

 今、猫のカリカリ関係ない。


「カカ、カっリ……カっリ」

「カリカリ……あぁ、カリが二つですか。勇者様も欲しがりですね。でも欲張ってはいけませんよ。人間のマラは股間に一本です。二本生えている人間はいません」


 ブンブンっ

 欲しくないから!


「おや、それでも二本のデカマラが諦めきれないのですか?しかし、人間のそれは股の間に一本のみ……ああ、そうでした。3Pならヒイロ様の夢が叶いますね。しかし巨根の二輪挿しは極めて危険ですので、大好きなデカマラで、前のお口と後ろのお口を責めて頂いては如何でしょう?」


 前……

 後ろ……

 さんピィ〜



 プシュウウゥウー!!



「ヒイロ様ァ〜!?」



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