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昔、むかし夏が終わり、乾いた空気が肌にひんやりとした冷たくなった頃。
夜空には優しく、冷たい月があり、
ある山奥に住む夫婦が、今宵も月見の団子を軒先にお供えし、肩を寄せ合あっていた。
「昔、美しい姫様が月に旅ったって言うじゃない、今度の世は月に暮らしてみたいな」と妻が言うと、夫は静かにうなづき、月の世界に想いを馳せているようだった。
地上から遠く離れ、暗闇を越えた先、
大きいが、ボコボコとした岩肌の球体の、更に遠くの世界。
そこには月の世界が広がっていた。
昔、むかし夏が終わり、乾いた空気が肌にひんやりとした冷たくなった頃。
夜空には優しく、冷たい月があり、
ある山奥に住む夫婦が、今宵も月見の団子を軒先にお供えし、肩を寄せ合あっていた。
「昔、美しい姫様が月に旅ったって言うじゃない、今度の世は月に暮らしてみたいな」と妻が言うと、夫は静かにうなづき、月の世界に想いを馳せているようだった。
地上から遠く離れ、暗闇を越えた先、
大きいが、ボコボコとした岩肌の球体の、更に遠くの世界。
そこには月の世界が広がっていた。
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