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聖女は頭が終わってる〈仮〉  作者: 甘味の苦労詐欺
6/8

第4話 兎には声帯も肉球もありません

どうも、甘味の苦労詐欺です。

「やっと入れた………………」



『ヒェ……』

『ヤ、ヤバ…』

『は…早く…、………報告…』


『ぷぅー(うーわwww子供にビビってやーんのwwwマジだっせぇwww草www)』


(だいぶ体力を消費したな……どこかで休むか……?魔物?)


そういえば、魔物を観るのは初めてだ。魔族や魔物はここ数百年、姿を現していない。文献では凶暴な絵が描かれてあったが…………………ちっさ……。



【聖女 は なんとなく スライム を ブン殴った !】



ドカァァァァァァァア!!!!!!!!!!!!!


スライムが聖女に殴られて遙か彼方の壁に吹っ飛ぶ。





【スライム は 聖女 に 殺された !】


『『『『『『スライムーーーーーーーーーー!』』』』』』



【ミッション 〔はじめてのひと(?)ごろし〕 達成 !】


【報酬】

【・銀貨一枚】

【・ヌンチャク(銅製)】




『ドウシヨドウシヨドウシヨ』

『コイツヤバいって!』

『ヒィィィー!殺されるぅ!殺されるぅ!』

『ぷー?(報酬がヌンチャクって微妙すぎん?)』

『てか、コイツ聖女って表示されなかったか?』




(はぁ……うるさいし、疲れた。…………………よし)



『な、なんだ!?殺る気か!?』



【聖女 の 奥義 !】


『みんな!逃げろ!』





【 立ち寝 !】


すぴぃーーーーーーーーーーーー



『は?』

『え?は?』

『え?寝てる?』

『え?これが奥義?』




立ち寝。それは、ろくに睡眠が取れない聖女が身につけた技能。大臣やメイドにばれないよう、会議中に眠るため開発した。上位互換、【目を開けたまま立ち寝】も存在する。また、派生として【座り寝】も存在する。この時の聖女は意識と無意識の境界線を彷徨っているため、周囲を関知して意識的に目覚めることも可能。


『ねぇ………』

『なんだ、ゴースト?』

『オチ、どうする?』

『夢オチならぬ寝オチ?』

『韻も踏んでないし、意味が分からないし、面白くもない。うざい。ボケるならもっと面白くボケて。きもい』

『ぷー(ほんそれ)』

『…スクロールバー見ろよ。まだあるだろ……』

『……』

『……』

『……』

『……』


『ねぇ!報告しなきゃ!』

『そうだった!魔王クラスの人間が侵入してきたって!』

『人間!?人間っておとぎ話の世界の話じゃないの!?』

『バカ!実在する!』

『いや!ダンジョンの壁をあんな壊しといて人間なの!?』

『いや、種族はこの際、どうでもいい!兎に角、一角兎!お願いだ!』


『…ぷ(……しゃーねぇなぁ)』


『マジで!?ありがとぉぉぉ!!!!』

『おい、お前!はしゃぐな!コイツが起きたらどうするんだよ!』

『ゴメンゴメン』

『…ねぇ…………』

『なんだ、ゴースト?』


『兎って……声帯あるの……?』

『ぷ(ある訳ねぇだろ)』

『だよねぇ!!!!!!!!!!!!!』

『じゃあなんでオレたちは分かるんだよ!』

『作者がガキでご都合主義者だからだろ!じゃなきゃ【もう面倒いから行間最大限カットでモブたちで状況説明(笑)】なんてやらねえよ!』

『おい!どうする!』

『……紙とペン!誰かもってないか!?』

『はぁ?そんなのダンジョンにある訳な――…』


【聖女の羽ペン】

【聖女の白い紙】

【聖女のインク(黒)】


『あった…………』


[壁]_-)…今、見ましたね。こっち、見ましたね。……いいねして頂けると光栄です。

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