第3話 みんななかよし、まものたち
ドゥルルルルルバキャァァァァァァァドゴォォォォォオオオオオオオオオオオドオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!
『ギャーー!』
『誰か!誰か!』
バキャァァァァァァァドゴォォォォォグギャバキャゴキバキャゴキ!
『おい!なんだこの音は!』
『なんだ!なんだ!』
『ぷ!』
『外からダンジョンが壊されてる!』
ドゥルルルル!!!!!!!!!!!!!
『バカな!このダンジョンは冥王様がお造りに成ったものだぞ!』
『魔王様ですら壊せないんだ!一体誰が!?』
『ぷゆー』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
『魔界からの侵略か!?』
『まさか……謀反!?』
『もしかして……冥王様!?』
『プーーー』
ドゴォォォォォグギャギュルギュルギュルギュルギギィ!
『いや……!それはない!冥王様ならダンジョンどころか魔界全土が壊れるぞ!』
『じゃあ誰が!?』
『ブーーーー』
『分からない!おい!スライム!今すぐ魔王様…いや!幹部でもいい!直ぐに報告してこい!』
『あ!?命令すんな!』
ギギィーギュrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr!
『今はそんなこと言ってる場合じゃないだろ!』
『オメェの脳みそは粒あんか!オレらみたいな弱ェ魔物は下層部どころか中層部にも行けねぇんだよ!』
ゴキボキグキ!
『じゃあ……!どうすればいい!?』
『知らねぇよ!』
『ぷ』
『お前ら!喧嘩すんな!』
ドドドドドドドドォォォォォォォォ!!!!!!
『早く誰かに報告しないと!』
『ぷぴー』
『最上階に居るのは弱いスライム、ゴーストぐらいだろ!誰が下層まで行けんだよ!?』
『……!一角兎!』
ゴリゴリゴリゴリゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!!!!
『一角兎なら下層までは無理でも中層までは行けるんじゃないか!?』
『それだ!一角兎はいつも中層と上層をウロウロしてるから…運が良ければ会えるはず!』
聖女はダンジョンの壁に少しばかり穴を開けている。
(この感触…ダンジョンの壁は厚さ18メートルといったところか……今、魔力を使うのは得策ではない。只でさえ魔力を吸われているというのに今、魔力を使ってしまったら即魔力切れもあり得る…このまま素手で壊すのが賢明か…)
ギュルギュルギュルギュルギギィ!
『スライム!一角兎を探して…』
『ぷー?』
『『『『っていたー!一角兎ー!』』』』
『え?嘘、マジ?』
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!
『さっきからの変な鳴き声ってコイツだったの?』
『え、兎ってぷーって鳴くの?』
『ぷーー(当たり前だろ。兎がピョンだ何て鳴くわけねぇだろ。お前の耳は飾り……あーwwwそっかそっかぁ!お前ら中層にも行けない雑魚だから耳何てないのかぁwwwwww!メシウマwwザマァwww!)』
『オレらめっちゃディスられてない?』
ギュルギュルギュルギュルギギィギュギュッー!ドギャグギャドギャグギャゴキボキグキバキャァァァァァァァ!!
『よし!一角兎!中層に報告しに行ってくれ!』
『ぷー?(あ?雑魚の分際で命令すんなやゴラァ)』
……………………ドカァァァァァァァア!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「やっと入れた………………」
拳を此方に向けて見下すのは9才あたりの少女。端整な顔立ちで白銀の長い髪は綺麗な水色に染まっている。目は金魚の様に大きく、金色に黒い紋様が目立つ。
その日、ダンジョンに初めて光が射し込んだ。
スマホで打つと、良くて、2回くらい、本文が、消滅します。………なんで?