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異能生産(Dehumanize)  作者: 赤石学
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呪術の異能(アビリティー)


御手洗苑子みたらいそのこはとある噂話を聞いた。その内容は


「旧校舎に、明治時代の女学生が使っていた机が在る。彼女は窃盗の罪を咎められた後に身を投げて死んだ。

その後その彼女の身の潔白が証明された。だが話はそこで終わらない。彼女は死ぬまでの間、酷い虐待を同級生から受けていた。

その彼女が死ぬ間際にその机に告白文を残して死んだ。それ以来可怪しい事故が一部の女生徒に何度も起きた。

その事故は遂には命を奪うまでになった。3人めが死んだときにある者が恐怖怯えながら自身の罪を告解した。死んだのは全員自殺した女生徒に虐待をして死に追いやった者であり、次は私の番だと。その後に自白した少女は死んだ。だが、彼女の死に様はきれいなものだったのだが、自殺した女性との机の上で発見されるという不可解な最期であった」


そしてこの話には新たな展開が語られるようになった。


「彼女の机を探し出し、それで女性の霊を呼び出して、どんな秘密でも聞き出せる」というのである。


苑子には意中の人が居る。だが、このままでは恋が成就はしないと思われた。

藁にもすがる思いで、旧校舎に忍び込んだ。鍵は開いていた。


噂によれば、旧校舎の施錠が解かれていれば、それは儀式参加者が居るということである。

確か、この旧校舎には警備員が常駐していた、と思うのだが。


扉を後ろ手にこっそりと締める。そして持っていた鞄から紙袋を取り出し被る。

そして女性徒の机のある3階に歩みを進める。其処には既に先客が居て、その三人もそれぞれ色んなバリエーションの紙袋を被っている。


上級生か、下級生も分からないが、頭数が揃ったので儀式が行える。

ここまで苑子は未だに懐疑的である。やっていることはテーブルターニング。


儀式を信じないとコインは動かないのものである。

果たしてこの儀式は成立するのか?


「3人が、卓に着き始めてください」4人目の女生徒が開始を促した。


「まず、自身の個人情報と、ここに居る個人情報は詮索しないでください。これは当たる方の儀式ですので」

「次に声を出さないでください。身バレを構わないなら勝手にどうぞ」

「最後に、この事は他言無用です。ただし、どうしても助けがいるならここに連れてきてください」


こうして儀式が始まった


500円玉効果が勝手に動く、こんなものは不覚筋動でしか無い。後の二人は信じている故に無意識気味に答えを導いていると言える。


「ではパン屋の紙袋の方」進行の女性が促すと知りたいことを聞いてみた。御手洗は信じていない。だから動きにくいはずだ。

だがそれに反してコインは次々と動いていく。


「彼に好きな人は居ますか?」「サヨウ」

「私が彼に告白してもいいですか?」「カレ ハ ム ネガ セ オイ キライ スキ」

「あの女を呪う方法が知りたい」「神様 ハ イ ウ 神 ヲ サ ガセ」


「神?」御手洗は意味がわからない。

「ああ、それは多分体毛のことかと思います」


「あ、、そういうことでしたか」御手洗は合点がいった。

呪術には相手の体の一部を必要とする物があるのだ。


一通り聞いた御手洗は早速、彼の体毛を手に入れるべく活動を開始した。



「案外うまく行きましたね」四ノ原は安堵する。

「そうだと言いが、案の定あの女性にはスキル枠が複数あったな。頭が痛い」


そんな幹雄を、四ノ原早紀はずっと目で追っていた。


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