塾という存在・続
「今日は普段とは違った講習の時の思い出をまとめていきます」
昨日書いたことで思い出がよみがえってきてついつい書いてしまいます。私です。今日はいつも受けていた雰囲気とは別物の「集中講義」について書いていこうと思います。
昨日書いていたように、5年生になってからは中学生になるまで毎日の授業を一人で受けていました。そんな時に他の人たちとの交流があったのが、この集中講義です。簡単に言えば学校における各種の長い休み、春・夏・冬の3回行われていました。この時には一般的な塾のように定期的な全国クラスのテストに向けた学習を行っていました。
と、言っても中学受験クラスのものであったりするある意味「真面目」という姿勢でテストを受けていたわけではなく、いい意味で「腕試し」のような雰囲気で皆受けていたと思います。
そんな中では普段、別の曜日で来ていた普通の塾生だけでなく、そのテストを受けるためについでに塾にその期間のみ通ってくるという子もいて、後から塾に入ってくるというパターンもありましたね。
基本的には昼か朝ぐらいから始まって、陽が落ちる前ぐらいには講義が終了してみんな帰宅する感じでしたかね。朝から始まった場合には昼を挟むわけですから、昼ご飯も教室の中で食べていましたね。流石に塾に行くたびにお弁当を用意してくるというのは親も私もあまり良く思わなかったからなのかいつも500円をもらっておにぎりだか飲み物を購入していたように感じます。今思えば、お昼ご飯代を切り詰めて自分のお小遣いにするという行為を今の自分なら考えそうですが、律義にも毎回毎回使い切っていたように覚えています。
その講義の目的であるテストに関しては、やはりそういう規模が広いテストではあったので、テストを受けてから一か月以内には結果が分かるようになってはいました。当時そんな高得点を目指すというよりは、自分が興味のあった事をとことん勉強しているという性格の子であったので、理科と社会、そして国語の中でも「現代文のみ」は点数が良かったので、大体その結果で届く点数上位者(大体SS.65ぐらい)には載っていました。
逆に言えばそれ以外の教科は全くの苦手としていましたね。算数は図形問題が本当に苦手で、図形の公式なんてあまり覚えていないものですから、テストで問題を見た瞬間にスルーするといったこともやってしまっていたように思います。ちなみに現代文以外の国語に関しては、古文漢文のみならず、漢字も苦手としていました。
「漢字なんて覚えればいいじゃん」って考えをお持ちの方、もちろんそうなのですが、この当時の私はあまりそういったことに危機感なんて持っていませんでした。そのせいなのか今でも単語記憶がどれでも苦手です。「漢字」「英単語」「数学の公式」…………。どれをとっても苦手だと思います。それでも根気強くやればできるという事も学ばせてもらったと今では思います。ですが、後回しにしたものに尾ひれがついては追いかけまわしてくるのは今でも変わりませんね。