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傀儡幻術師の異世界生活  作者: 探索者T
1章 異世界人の小さな奮闘
4/18

3話 森の中、洞窟の中

さっき気づいたんだ。

傀儡の読み方。

全部ぐぐつになってた。

ぐぐつじゃなくて、くぐつです。

小説情報のググツシをクグツシに

訂正しました。

その他にも、間違っている点がございましたら

感想やDMで教えてくださいね。

お願いします。

「グゥゥ」


ゴブリン。王道の雑魚と言える

このモンスターだが序盤でもスライムより

ずいぶんあとに出てくるモンスターで、

正直初戦はスライムが望ましい。

スライムならゴブリンよりも狩りやすく、

経験値もまだ稼ぎやすいだろう。


「ギァァァ!!」


ゴブリンはてにもつ鈍器を振り回してくる。

右へ、左へ、斜めへ、

戦闘経験のない一樹からすればかわすので

精一杯だ。

だが忘れてはならない。

こちらには傀儡があり、傀儡魔法がある。


えっと~傀儡魔法ってどう使うんだ?

えっと~イメージイメージ。

ゲームやラノベに出てくる傀儡使いはだいたい

終盤や中盤後編にでてくる。

そいつらが使うような技...

切り裂く系?あ!脳になんか入ってきた!

これだ!


切り裂き人形(リップドール)!!」


指が勝手に動きだし、

体も一緒に持っていかれる。

くねくねと奇妙に動き回り、

気がつけば魔力でできた糸が

ゴブリンに絡み付き、ゴブリンを

動けなくしていた。

次の瞬間。ブシュ!という音と共に

血が一気に吹き出す。

傷は浅いが、首にも糸が入り込んでいたため、

ゴブリンは息絶えた。


「リップドール、すげぇ。

でもなんかグロいな。そしてえぐい。」


<倒したゴブリンを防腐加工しますか?

防腐加工した死体は傀儡にすることが

できます。 はい いいえ>


どうやら生物も傀儡にできるみたい。

まぁ、序盤だし持っていても悪くないかな。


はいを選択する。

すると待ち時間一時間と表示され、

カウントダウンが始まった。

待ち時間はかなりあるし、今のうちに

人形を作っておくとしよう。





ゴブリンの防腐加工が

終了し、早速装備してみた。

ここで人形主の効果をようやく

理解した。人形主というスキルがあったのは

気づいてはあったが、どうやら

傀儡にした生物の能力をその傀儡に

魔力を流し込むことによって扱える

というスキルのようだ。

ただし、扱うのはあくまで自身であって

人形ではない。

メカニズムとしてはあくまでたぶんこう。

まず、傀儡にされた生物は前に

覚えていたスキルや称号の効果が

その身に刻み込まれていて、

魔力を流し込むことによって再び発動可能。

ただし防腐加工の際、本来魔力が通って、

魔法となり出ていく管のようなものが

失われているため、逃げ道をなくした魔力は

魔法のデータを持ったまま逆流し、

それを傀儡の持ち主の管を通して発動する。

何度でも言うよ。あくまでたぶん。


なんせ、ゴブリン人形の

評価はわりとたかい。

大きさがあっても傀儡子の王のおかげで

自由自在に操れる。攻撃力も小さい

ブリキ人形と比べれば天と地の差だ。

さらにこのゴブリンが持っていたスキル、

腕力上昇が大きい。人形の攻撃と合わせ、

僕が攻撃できるのは利点と言えるだろう。

ゴブリンだし、量産もきっと

容易い。

短時間でここまで理解した自分を

褒めてほしい。


なんせ、人里に降りないと、

話になんないよな。

ラノベじゃ、森とか秘境とかに

引きこもってやたら強くなって戻ってくる

のが定番...人里に降りるのも定番だけど、

人との交流がないと僕は

寂しくて死んでしまいそうだ。

人が恋しいよ~


さて諸君。覚えているだろうか。

いや、誰もいねぇけどさ。

防腐加工の途中に人形をいくつか

作っておいた。

ひとつめがコチラ、兵隊人形。

今回は時間の都合上三体しか作れなかったが、

地上戦にに特化したブリキの人形達だ。

早速装備し、僕を囲うように少し離れて

歩かせ、なにか来たときに

即座に対応できるようにしておく。

もうひとつは採取人形だ。コチラは一つしか

作ることができなかった。

僕よりも前を歩かせ、食べれそうなものや、

とっておいた方がいいものをとらせる

人形だ。作製スキルのなかにエンチャント

というものがあって、採取ブリキには

アイテムボックスを付与させておいた。

ここまでやった僕を誰かほめ(ry.


さて、進もう。

とにかく下へ、そういえば、

この世界にはレベルという概念が

ないのだろうか?スキルのレベルは

存在するが、人間のレベルは?

今はひとつも経験値が入ってないから

表示できませんか?

防腐加工をした場合は経験値を

頂けないのだろうか...


数時間後...


くそ~あの女神め!

こんな森に送り込みやがって!

ほんとに話題もなにもないじゃないか。

精々人形を作りながら歩いてるから

何度もこける程度。

これといった進展がひとっつもない!

最悪だ。森のなかで夜を迎えてしまった。

洞窟みたいな場所が近くにあってよかった。

火はどうやっておこそう。

あの木の棒と板を擦り擦りして摩擦で

火を起こす方法でいこう。

スリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリス

リスリスリスリスリスリスリスリスリスリスリ

スリスリスリスリスリスリスリ...


あぁ、ようやくついた。

消さないようにしっかり燃やしていこう。

よし、これでオッケー。

今日はここで一夜を明かそう。










ドスン  ドスン  ドスン



ん?せっかく人が寝かけてたのに

なんの音?

え?なんか近づいてきてない?


ドスン  ドスン!  ドスン!!


謎の物体は一樹の前で

立ち止まった。意識が朦朧とするなか、

恐る恐る一樹は鑑定をかける。

暗闇のなかでも使うことのできる鑑定。

そこには、一樹の命を脅かす名が

うつされていた。


おいおい嘘だろ?

流石にそれはまずい!

下手したらマジで死ぬ!よく見えないし、

そうとうやばい!




鑑定 レッドベアー

森に住む巨大熊。

昼に森で獲物をとらえ、夜には自分の

洞窟に入り、静かに眠る。

手の甲にはトゲがあり、近づくだけで

襲いかかる危険生物。


「グゥオオォォォォォォ!!!!!!」

採取人形案提案の

友人様、ありがとうございます。

読者様も、なにか人形や、傀儡魔法に

提案がございましたら、感想、または

DMにてご提案ください。

いい!と思ったものは採用させて

頂きます。


ブックマーク、感想是非、よろしく

お願いします。あ、高評価も(ry.

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