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傀儡幻術師の異世界生活  作者: 探索者T
悪辣
15/18

14話 ai

うーん。!マークつけすぎたかなぁ。

見辛かったらごめんね。そして内容も

今回池沼だから気を付けてね。

契約の森。精霊との契約に素質の

あるものが人生で一回は来る契約の森。

この世界にはその精霊の森が各大陸に

一ヶ所ずつある。女神に召喚された場所は

その精霊の森と隣接する別の森で

精霊の森には魔物は立ち入ることができない。

そして精霊の森は年に一度その森に住む

精霊たちが一斉に蓄えすぎた魔力を放出し

近寄る生物の体内魔力循環環境をぶち壊す。

そんな期間が三日間続く。


「んで、精霊の森は現在

立ち入り禁止と。」


「ええ、開放は明後日だそうです。」


「こりゃまたピンポイントデーに

来ちまったなぁ。会いたかったなぁ、精霊」


その言葉を聞いたテトが風の魔法を

使ってみせてここに精霊(テト)がいるよ!と

アピールする。その個体の精霊じゃあない。

というわけで今回はお預けになった。

は、いいとして何やらアリスの様子がおかしい。

いつもはツンツンしてて地下ずくだけで

軽くこづいてくるのに今はその表情は

悲しさが溢れる顔つきをしている。


「あの、イツキ様」


「なんだよ。最近敬語やめてくれたのに」


「なぜ、私に構うのですか?」


「え?」

なにを今さらといえるような

言葉を放つ。するとテトがテレパシー的な

能力かなんかで精霊の森の魔力の影響で

体内の魔力が不安定になってると

連絡をいれてきた。


「大丈夫か?帰ろ―――――」


「大丈夫なんかじゃないですよ!!!」


突然大声を張り上げる。精霊の森が

閉鎖中だからか、近くに人はいない。

そしてアリスは怒鳴りつづける。

その目には涙が溢れている。


「わ、私が!あんなにあなたを傷付けて!

欲しいものも突き放すために我慢して!

殴って!陰口を言って!邪魔呼ばわりして!

なのに何なんですか!?私は、

人を好きになんてなりたく...無いのに!!

私があの人を好きにさえならなければ!

私があの人と出会いさえしなければ!

私が、私が!サーニャを...二人を殺さなくて

済んだのに!二人が幸せに生きれた

はずなのに!」


アリスが、人を殺した?

アリスから告げられた言葉が衝撃的すぎて

一樹は言葉を失う。だがアリスが

喋らないいまのこの一瞬を無駄に

するわけにもいかず、とにかく落ち着かせようと

説得を試みる。


「お、落ち着いてくれ、アリ―――」


「喋らないで!私の名前を呼ばないで!

近づかないで!関わらないで!

そうでもしないと!私、私は、また

人を好きになっちゃうじゃない!!」


・・・


「なんで私に優しくするの!?

なんで私を怒らないの!?

なんで私に仕返ししないの!?

なんで私を、忘れてくれないの!?

いつもはどっか頼りないくせに

いざというときは私を助けやがって!

そんなに私にいいとこみさせいか!?

私が折角あなたを忘れようと、

記憶から遠ざけようと!必死に心で、

口であなたを罵倒しているのに!なんで!

なんで私は...

なんで私は罰を受けることさえ

許されないの!?

もう消えてよ!私から!出ていってよ!

私はテトで充分だから!テトがいればもう、

他の人間なんていらないから!

だから、私の前から姿を消してよ!

イツ、キィィーーーー!!!」


何があったのかは分からない。

だが、自分が人を殺したことに最大限、

その罪を償いたいのだろうという

ことはわかった。だが、それはテトが

アリスと共にいる理由にはならないし、

一樹がアリスのことを()する理由には

ならない。決してだ。


「アリス――」


「もう、わすれて?」


一樹に懇願するように涙を地面におとし、

膝を震わせながら言葉を告げる。


「あなたが私を忘れてくれさえすれば、

それでいいから。私も、もう

辛くならないから。」


だがそれは一樹の思想には関係なく、

届かぬ願いだ。


「私を忘れて初めて私はあなたと

離れられるから。また、始められるから。」


泣き崩れて、笑顔をみせて離れを

告げてきた。だが、そんな笑顔見せられて、

そんな寂しそうな笑顔を見せられて。


「忘れれるわけないやろ...」


(イツキ、アリスの魔力循環を戻したよ。

すぐもとにもどる。あれは本音か

錯乱かはボクにも分からない。でも

離れないであげて。今アリスからイツキが

離れたら今度こそアリスは終わるから。)


「アッハハアァ?実にいい

眺めだったよぉおぉ!?うんうん!

名画面だった!」


「お前は」 「また面倒なのが来たねぇ。

ボクも疲労みたいな感覚はあるんだから。」


パール・ジェイリーンだ。

女神いわく、その力は悪辣極まり

ないらしいので注意せねばならない。


「そんな...かなしぃ~いねぇ~え?

まぁいいのさっ!今日はそこの人間に

用があってきた。」


パールの指はアリスを指した。


「アハッ偽証!」


膝をつき顔を押さえているアリスから

光が吸いとられていった。

その光をパールが飲み込む。


「アハァ、美味だねぇ。味ないけどさぁー」


「何した?」


「さぁ、なんだろう。

じゃあ今回はこれでお暇させてもらうよ。

じゃあねぇ~?」


黒いぬのに包まれてパールの姿は消えた。

そしてアリスが目を覚まし、一樹とテトを

交互に見る。魔力循環が

おかしくなっている間の記憶はない。

魔力循環の不安定の際には

別の人格がでてくるからだ。


「二人とも、何してるの?

早く帰りましょう。」


アリスは一樹とテトにこえをかける。

振り返った二人はアリスのかおを見て

言葉を放つ。


「「だれ?君。」」

第二章 悪辣

本編スタート。

それと、これはGさんへ。

機会があればまた宜しくお願いします。

いつでも大歓迎です。

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