13話 この世界の魔法
すみません。後書きにある
ステータスに労力使って今回は
少なめです。
瞼が重い。目がチカチカする。
腹も重い。何かがのし掛かっている感じ。
そして痛い。爪がこう、思いっきり筋肉を
つねってる感じ。いやていうかマジで痛い。
こんなことするやつは一人しか知らない。
「めちゃくちゃ痛いからやめて。テト」
「あはは~何時までも起きないから
いたる箇所に僕の爪痕がついてるね。
かっこいいから許してくんない?」
羽を頭の後ろに持っていき
頭を掻くような仕草を見せる。
鳥がそんな姿勢とれるのかとも思うが
改めて自分の姿をみると上半身がズタボロだ。
猫の爪とぎに使われたかのように
それはもう皮が剥けては剥けて...
「何してくれとんじゃおまえぇ!?
鶏ガラスープにしたらぁな覚悟せー!」
「ぎゃー!羽は、羽は掴まないでよ!
ちょっ、こちょばさな..あ、あひっ、
あひゃひゃひゃひゃ!!」
「ちっさいころ、くすぐり王一樹ングって
よばれた俺のくすぐり技術なめんなよ?
あと三分はお仕置きじゃぁぁ!!」
「や、やめ、あ、きゃは!きゃははははは!!」
「それ、次はここだ――――――――」
この場にいるにも関わらず、
二人のじゃれあいに参加もできずに
ただただ空気と同化する
寂しい寂しいアリスだった。
「んで?なんで1人と1羽がここにいるの?」
テトへのお仕置きが終わり、
我にかえると目の前に半泣きの
アリスがいて仲良いのね...とシリアスに
浸っていたため引き戻すのに苦労した。
ちなみに女神との通信 (笑)は彼処で
ぴったりと終わったためドラマが終わるとき
みたいになんか余韻を残したかったんだろうなぁ
と一人で納得まで行き着いていた。
というわけで今は何故か宿の部屋に
入ってきている二人に質問タイム中。
「いつも迎えにこられるばかりでは
公爵の名が廃るとお父様に言われて
来てみれば宿の主がいうには私との
待ち合わせの時間直前まではだいたい寝てるか
部屋で何かをしていると
いうではありませんか。昨晩は
それほどお疲れでしたか?」
「いやぁ、ちょっとお取り込みを」
していたのは他の魔法が使えるかどうかだ。
このまえ薄れた意識のなかあの狂人と
戦っているとき、自分の使った詠唱と
アリスたちの使った詠唱の形が
違うように聞こえた。たぶんアレは
ギリシャ文字だ。思春期ごろに患った
廚二病という重病の発作でその手のものは
調べ尽くした。一樹がきいたのはパールが
放った最後の二撃、シタ・グランガーと
ラダ・グランドリル。
シタとラダはギリシャ文字に表すとΘ(シータ)とλ(ラムダ)。そして気づいたことが
シタよりラダの方が強い。そしてΘはλより
ギリシャ文字の順番を表で表したとき
先に来る。つまり順番がシタの方が
威力が高いのでは?と空間魔法を使い
適当に部屋を作ってなかで順番が
もっとも下、Ω(オメガ)でグランガーを
連発してみるとあらびっくり。
二階建ての家一軒は入る大きさの岩が
幾つもでてきましたと。たぶん
百連発したから100個だろうけど
その作り出した空間にはいくつもの巨岩が
転がってますとさ。その反動か、
倒れかけた。急いでその異空間からかえって
ベットに寝転ぶと寝た。というのが
経緯だ。
「まぁいいですけど。
それより今日はどこへ行きますか?」
「今日はボクも行くよ~」
「テトも来るんだ...ねぁ、完璧に
僕の都合になるんだけど
今日はあそこにいこう。
えー、あれ。精霊のいる森。契約したい。」
「ホー」
「契約...ですか。」
名前 海良一樹 年齢17
矛410 盾460 魔4520 精9000
スキル
裁縫10 木工10 作業10 作製9 傀儡子1
幻術1 鑑定10 隠蔽10 防腐高速化 人形主
念話 不屈 攻撃耐性10 癒しの陣10
採取採掘10 腹話術10 操り人形10
道化師4
【超幸運】 【抽選空き枠】
【抽選に空き枠】
魔法
光3 風1 火1 時空1 氷1 土4
固有
針魔法 傀儡魔法 無詠唱
称号
くすぐり王→ただひたすらにくすぐるのが
うまい人に送られる称号
傀儡子の王→どんな傀儡でも
扱うことができる。
人形の王→人形を使う技の威力が
上がり、どんな人形でも扱うことができる。
裁縫者→スキルを使わずとも裁縫を
完璧にこなすもの。針の扱いがうまくなる。
技術者→スキルを使わずとも木工等を
完璧にこなすもの。技術的に恵まれる。
異世界の住人→