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キミの傍にいてもいい?駄目かな?  作者: @ナイトホーク
第二章 今日は、デート編
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ひ、額に手が!頭がぁ


「神山さん大丈夫?」

「うん。大丈夫だよ。心配かけちゃってごめんね」

目的地のショッピングモールに到着すると、土曜日ということもあり施設の中は、とても混雑しており、すれ違うのも大変でそれでいてとても暑い。いくつかの店に入り海沙が服などを購入したあと、頭が痛いと言うのでカフェに入り昼休憩していた。

「神山さんって人が結構いるところ苦手?」

「そうなんだ。まさかここまで混んでると思わなかったよ。川中君は?」

「まぁ。俺も人が多いのは、好きじゃないな」

「これだけ混んでるならあまり長居しない方がいいね」

「他にどこか行くの?」

「ここの向かいに水族館があるの!行かない?」

「水族館。いいけどそこも混んでないかな?」

「少なくてもここより混んでないと思うけど……止めとく?」

「いや、今日は、デートだから神山さんが行きたいところ行くよ」

デートということにビクンっと体が反応してしまう。すると、急に顔が熱くなってしまう。

「大丈夫神山さん?」

海沙のちょっとした変化を見逃さなかった優孝が、徐に海沙の額に手を添える。

「なななななななっ!」

口がパクパクして止まらなくなり、すぐそこに優孝の顔があると目を逸らさずにいられなくなる。

「ちょっと熱い?もしかして熱?」

「そそそそそそんなことない!ほ、ほらここ凄く暑いじゃない?そのせいだよ!」

慌てて弁解する海沙。その時の否定する手の動きが高速すぎて、残像を生みだしていくつもの手があるように見えた。

「頭痛治った?」

「す、少し痛いかなぁ~」

「ちょっと待ってて」

優孝がポケットからスマホを取り出して、通話を始めた。

「もしもし。カルネ?頭痛薬持ってる?」

駐車場で待機しているカルネに連絡を取り、頭痛薬を持ってくるように指示を出す。


10分後。メイド服の姿で現れたカルネ。

「お待たせしました」

「あ、ありがとうございます」

「カルネ。俺たちこの後、向かいにある水族館行くんだけど。近いから歩いて行くよ」

「分かりました。それでは、近くの駐車場で待機しておりますので、何かありましたら連絡してください」

深くお辞儀をしてその場を後にするカルネの姿を、誰もが視線を向ける。なんたってショッピングモールにメイド服を着た美人が現れたのだ。あの美人は、本物のメイド?それともコスプレ?誰もがそう思った。

「もう少ししたら行こうか神山さん」

「うん」

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