確認を求めます!
「なんだ、2人とも知り合いか?」
そのあと返答にクラス内が騒然とした。
「はい。彼が私の。そして、私が彼の初恋の人だからです」
一時間目が終わるなり現生徒会長で学年1位の華怜が明紀の元にやってきた。
「初めまして水上さん。私は七条華怜です」
スッと椅子から立ち上がり目線を合わせる。
「七条さんね。これからよろしくです」
ちょっと頭を傾かせて微笑む。
「えっと、さっそく確認したいことがるのですけど。先ほど初恋がどうとか」
「あ~。私の初恋の人がゆーちゃんってあれ?」
「そ、そうです。それで優孝が貴女の初恋の人だとか仰っていましたが」
「事実ですが。何か?」
「しょ、証拠はあるのですか?」
すると明紀は首に掛けていたネックレスを見せた。
「このネックレスに付いているおもちゃの指輪は、ゆーちゃんが私を初恋の人って言ってくれた物なの」
「なっ!それは本当のことなのですか優孝」
座っていた優孝にすぐさま確認を求めてきた華怜に優孝は、立ち上がった。
「確かにそうだ」即答だった。が、冷静に応えていたが優孝も。
「でも、俺もビックリしたよ。まさかあーちゃんが……いやもう驚くよ」
混乱していた。
「えっ何じゃあ、この間の図書館で隣に座ってたのって」
「そう。私よ全然気がついてくれないんだもん。ショックだったんだよぉ?」
「いやいや、分かんないよ!でも、そうか。これから一緒なんだ、楽しみだな」
「それは私もよ」
どんどん二人で話を進めていくので華怜が完全に置いてけぼりになっていた。
「ちょ、ちょっと。私を忘れないでくれますか!確認をもう一つ!優孝がその指輪を渡したなら水上さんは何か渡したのですか?その初恋の相手だっていう証拠を!」
「ゆーちゃんが本を読んでいることが証拠だと思うわ」
「それはどいうことでしょうか?」
「ゆーちゃんが指輪を渡してくれたので私は、その当時好きだった本を渡しました。今その本を読んでないと思うけど」
「あーちゃんが本を渡してくれたから俺は本を読むようになったんだよ」
なんだか悔しそうにして握りこぶしを作り。
「……水上さんが優孝の初恋の人なんですか?あなたの口から聞きたいです」
「初恋の人だよ」
「分かりました。認めましょう。ただ、私は優孝の元恋人として負けませんから!」
バーンっと明紀に指をさしてなんだか誇らしく、高らかに言い放った。




