表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キミの傍にいてもいい?駄目かな?  作者: @ナイトホーク
第三章 ストーカー退治編
15/52

あと少しで


「っクソ!」

さっきバイクをかわした時、右足首を痛めたらしく立っているのが難しい。それを見て男は、バイクから降りて優孝に近づいて来た。この足だと走って逃げるのは無理だし、掴まえるにしても右足に力が入らない。


どうすれば。


――ブォォォォォン。

物凄いエンジンを響かせながら優孝の前にオートバイで登場したのは、ミーヤだった。

「それ以上近づいたら殺しますよ」

男は、急いでバイクに乗り発進する。

「待ちなさい!スペードのエース!」

走り去るバイクのタイヤに目がけて、素早くトランプを一直線に飛ばしたが、軌道がわずかにずれ逸れてしまった。

「あと少しだったのに!優孝様!大丈夫ですか!?」

優孝に駆け寄るミーヤ。

「ミーヤ。助かったよ。ありがとう」


――パチーン。

優孝の部屋に反響するカルネの平手打ち。優孝を襲ったストーカーを取り逃がしたミーヤに、怒ったカルネがミーヤにビンタをしたのだ。

「何故捕まえなかったんだ!」

「……つ、捕まえようとしました。だけど、逃してしまったんです。……私だって頑張ったんです」

カルネの迫力に圧倒されて、怖がってしまった小動物みたいになってしまった。

「カルネ。そんなに怒るな」

「しかし、優孝様」

右足首を痛めてしまった優孝は、足を冷やしながらベットの上で上体だけ起こして横になっている。ミーヤに手招きをしてしゃがむように指示して、頭を撫でてあげた。

「今日はありがとうミーヤ」

「……優孝様ぁ」

「とにかく、早くストーカーを捕まえないと優孝様の命が危ない」


「優孝。起きてますか?」

夜。ベットで本を読んでいると華怜が部屋にやって来た。

「華怜。どうした?」

「足は、大丈夫なのですか?」

どうやら心配で様子を見に来たらしい。

「まだ、ちょっと痛いけど冷やしとけば大丈夫だよ」

「ごめんんさい!私のせいで!巻き込んで怪我をさせて!」

頭を下げて謝る。

「これぐらい気にしなくていいよ」

頭を横にブンブンっと振って近寄り、ベットに侵入してきた。

「か、華怜?」

「ごめんなさい。ごめんなさい。私のせいで」

ギュッと優孝を抱きしめる華怜。優孝の耳元で涙ぐんでいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ