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キミの傍にいてもいい?駄目かな?  作者: @ナイトホーク
第三章 ストーカー退治編
14/52

現る


「華怜は?」

「よく眠ってらっしゃいます」

一時的に華怜を優孝の屋敷に泊めることになり、これからの事を話し合うためカルネとミーヤが部屋にやって来た。

「ストーカーは、誰なのか華怜様は、知っているのですか?」

「いや、知らないらしいがストーカーが電話を掛けてきた時、ずっと好きだったって言ってらしい」

「つまり華怜様が気がついていないだけで、どこかで合ってる可能性がありますね」

「華怜は、両親に何って言ったんだ?」


1回優孝の家に着いた後、華怜の家に向けて再び車を発進させた。家に着いた後、華怜は、両親に説得を開始し、華怜は、両親に優孝の屋敷で勉強の合宿がしたいと言ったのだ。その場にいたカルネ。この時まだストーカーの事を聞かされていなかったため、優孝の屋敷で勉強がしたいことが緊急事態だとこの時そう思った。

 両親は、あっさりと承諾し着替えなどをまとめて再び戻って来たのだ。

「勉強の合宿か……成績良いのにそれでよく許しが出たな」

「てっきり華怜様の成績を落ちたかと思いました」


「こ、これからどうしますか?」

「学校にいる間は、俺が見る。あとは、そうだな……登校と下校は、カルネ。車で迎えに来てくれ。それから出来るだけ近くにいて護ってあげてくれ」

「かしこまりました」

「ミーヤ。お前は、ストーカーの特定してくれ。学校近辺に不審者情報がある」

「りょ、了解しました」


それから数日間。ストーカーからの迷惑行為がないまま時間が流れ、優孝たちが諦めたんじゃないかと思い始めていたころだった。


『華怜は、俺の物だ!川中優孝!華怜をどこにやった!』


放課後。優孝の下駄箱に入っていた1通の手紙。

「これは、恐らくストーカー。俺のことを知っているのか?」

そして、その帰り道。バスから降りて家まで歩いていると。

「……!!」

優孝の後ろから走ってきた1台のバイクが、猛スピードで突進してきた。優孝は、紙一重でかわした。10メートルほどの所で反転してこちらを向く。顔は、ヘルメットを被っていて分からない。

「お前がストーカーか!?」

すると、バイクの男は、ポケットからナイフを取り出し優孝に向ける。優孝は、確信した。この男が華怜のストーカーだと。

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