お願い!助けて
放課後の図書室で図書部の活動をしていた優孝に華怜からメールが届いた。
『相談したいことがあるので部活が終わったら会えませんか?』
華怜からの相談メールに優孝は、迷わず返事を返し教室で待ち合わせすることにした。
部活が終わり教室で華怜を待っているとドアが開いた。
「お、お待たせしました」
入ってきた華怜の様子が少しおかしい。何かに怯えているみたいで震えている。
「華怜。相談って何?」
すると、突然優孝に飛びついて抱きしめた。
「お願い助けてください!ストーカーに悩まされてるんです!」
事情を聞くと一週間前から帰り道を歩いていると、何者かが家まで着いて来ているらしく、部屋の窓から外を見るとジッと電柱の陰から覗いているらしい。しかも、この前携帯に電話が掛かってきてその時に。
『ずっと君を見てるよ。ずっと好きだったんだ』
不気味すぎる言葉をかけてきたらしい。そのため、ここ最近落ち着くことが出来ていないみたいだ。
「優孝。今日先生から不審者の話聞かなった?」
「あぁ。確かにあったな」
今日の朝。ホームルームの時。学校の近くで不審者が現れたと担任の先生が言っていた。
「その不審者。きっとストーカーだよぉ……この事両親に言って迷惑かけたくないし、相談できるの優孝しかいないし」
華怜は、涙目になり優孝に訴える。優孝は、考えて結論を出した。
「分かった。俺に任せろ」
「もしもし、カルネ。緊急事態だ」
「優孝様。何かありましたか?」
「詳しい話は、後で話すから今すぐ学校に来てくれ。ただし、リムジンで来るな。別の1台で来てそれで華怜を乗せてくれ」
「華怜様をですか?」
「あぁ。とりあえず今日家に泊めるから」
「……分かりました。今すぐそちらに伺います」
カルネとの通話を終えて華怜を見て。
「とりあえず、ストーカーを捕まえるまでウチにいろ。その方が安全だろう?」
「……優孝。ありがとう」
ギュッと優孝に抱きしめて顔をくっ付ける華怜だった。




