清掃活動
今日は、地域の清掃活動に来てます。1つ4人のグループを作り行動しています。ミーヤは、可燃ごみのグループで道に落ちている燃えるごみを回収しています。月に1回ある清掃活動は、ミーヤの楽しみです。町が綺麗になるのが好きだから。
今日は、親子3人の所にミーヤが入る感じで知ってる家族の方だったのでやりやすい。
「お姉ちゃん」
「ん?何かな?」
「お姉ちゃんは、どうしてメイドさんをしてるの?」
「そ、それは……」
「何か弱みを握られてるとか?」
9歳の男の子頭をドカッと父親が殴って、すいませんすいませんと両親がミーヤに謝る。痛そうだったので頭を撫でてあげる。
「そ、そんなんじゃないよ。お姉ちゃんは、小さい頃に命を助けられてね。そ、それで恩返しにメイドさんをしてるんだよ」
「大変じゃないの?」
「も、もちろん大変。だけど、楽しいことや嬉しいことがあるから全然大丈夫。こうして地域の皆さんとゴ、ゴミ拾いしてる時も楽しいし、君ともお話もできるからね」
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!このあと一緒に遊ぼう!」
そのあと、ミーヤさんは忙しいのよっと母親が言ったので。
「じゃ、終わったら他の子も集めてトランプしようか」
仕事が他にもあったけど子供たちと遊んであげることにした。
清掃活動が終わり子供たちとたくさん遊んであげたあと、自慢の青いオートバイで屋敷に帰っていた時だった。
「ん?」
数人の男たちが何やら相談をしながら屋敷の前で話をしている。バイクから降りて近づいてみる。
すると、一人の男がミーヤに気がつき慌てて男たちは、車に乗り込んで急発進して行った。すぐに通信機でカルネに連絡する。
「もしもし。カルネ」
『どうした』
「い、今屋敷の前で怪しい男たちを発見。声をかけようとしたら逃げて行った」
『分かった。ミーヤは、念の為周囲の警戒をしてくれ」
「了解」




