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驚いた、本当にするんだって

おれ:「エッ?本当!」


アモン:「まじっすか?」

アリス:「ふぇ?」

わかってない四人:「わ~」「きゃ~」「お~」「う~」


ほぅ、アリスのほうをジト目でみると、ついっと視線をはずされた。

こいつなんでいつも他のお子様の真似をしているんだろう。

ちゃんと現状把握はできてるんだよね。

俺達兄妹はそれぞれ種族が違うから発達の早さが違う。

4人組は見た目も中身も4才そこそこ、俺は違うし、アリスも違う。


そんなことより大変だ。

ジェスの竜王を祭る神官が、正式に赤い旗を立ててノルトの王城に乗り込んだらしい。

さすがに王族の使う四角い旗ではなく三角だったらしいけど。


王城がひっくり返るような騒ぎになったのは、ふらっと現れたゴウシンさんが白三角の旗を神官に持たせて帰らせたからだ。

白旗は赤旗の求婚に対して承諾の意味を表す。

叔母さん、どうするつもりなんだろう。


***********************************************************


本当にびっくりした。

水筒のふたを開けたらゴウシンさんが出てきた。

俺が一人になるのを待っていたらしい。

俺はキルケさんたちにゴウシンさんを紹介した。

もちろん話し合いには俺も加わった。

こいつは結婚式が楽しみだ。

アインたち驚くぞ!


その日、ジェスの町から使者が四方に散った。

そのうちの一つに赤い三角旗が立てられていた。

もともとは、雨季の前に豊作を祈って行われる祭りで、水の巫女が水竜王に嫁ぐ儀式をするだけのものらしい。

アインのやつ、ゴウシンさんの名前をかたった悪人に生贄にされるだのどんだけ想像力が豊かなんだ。


けどそこで気が付いた。

本当に結婚式をやるって言ってたよね。

どうするんだろう。



1話から11話まですべて加筆増量

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