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ファカルティ ~True Ending~

 創生から十年・・・あの時の戦士達は、別々の道を歩み始めていた。

 主人公・小田義明は、栄光を引きずりながら、再会を求める。

朝、目が覚めて枕元の時計を見ると、時刻は九時を指していた。今日は早く起きることが出来たようだ、と義明はベッドから滑り出て、そのままリモコンを掴み、テレビの電源を入れた。

 テレビの画面に、一人の男の子が映し出された。男の子の名前は『濱田悠太』。世界を創造した四大元素の一つ、水の能力者で、世界を守るために『抵抗派』のリーダーを務めている。

「あぁ…そう言えば…」

 義明は寝ぼけ眼を(こす)りながら、テレビ画面に映る男の子を凝視する。見慣れた顔だ。もうこの番組がスタートしてから、二年にもなる。もう物語は佳境を迎えたので、そろそろ最終回だ。

 この番組のタイトルは『ファカルティ』。自らの能力の覚醒と、世界の終焉を伝えられた主人公・濱田悠太が、世界を救うために同胞の小田義明・新海直人と『抵抗派』を組織し、『保守派』の新海政貴・中込宏太・川口翔馬と戦う話である。今、子供達に人気のアニメ番組で、グッズや同人誌やDVDなどは飛ぶように売れている。近頃は子供だけではなく、大人にも人気が出てきた作品だ。

 ――義明が十五歳の時に執筆した小説が原作となっている。

「…そろそろ最終回なのかな…」

 義明はそう呟き、寝癖でボサボサの頭を掻きながらアクビをする。あれから十年が経ち、もう義明は二十五歳だ。時の流れと共に体つきも顔つきも変わり、今ではすっかり幼さを感じさせなくなっている。

 義明の小説家人生はもう五年目に突入した。二十歳の時にネット上にあった『ファカルティ』が編集者の目に留まり、書籍化をしてからが、義明の小説家人生の始まりだ。それから義明は一躍脚光を浴び、ベストセラー作家の仲間入りを果たし、アニメ化まで決定した。

 それまでだった。

 アニメ化げ決定し、放映が開始された二十三歳の年に、義明はパッタリと小説を書けなくなった。文体を忘れる。表現技法が浮かばない。文法が安定しない。アイデアが浮かばない――それは、小説家にとって最悪の事態だった。駄作を繰り返し、新連載は打ち切られ、たちまち義明は小説界から必要とされなくなった。

 それから二年。義明はその二年間を、『ファカルティ』によって得た収益で食い繋ぎ、細々と名声を浴びることなく生き延びていた。幾度となく執筆に挑戦するが、数年前ほどの感性は甦ってこなかった。

 何がいけないのか。目が濁ったのか。学生の純粋な目が、その世界を(きら)びやかに、かつ鮮やかに、読者の目を引き付けたのか。理由は二年間探し続けているが、断片さえも手に入れることは出来ない。

 そして最後にこの世界に残った栄光『ファカルティ』も、ついに最終回が近くなっている。所詮物語は娯楽でしかない。子供の心に残るのも、恐らく数ヶ月だ。どうせ新アニメに引き付けられ、瞬時に『ファカルティ』など忘れるに決まっている。

 =

 最終回と共に、義明は完璧に収入源を失う。

 義明はしばらくアニメを呆然と見ていたが、やがて途中で消した。耐え切れなくなったからだ。アニメの中では、小田義明の化身・『空気の能力者・小田義明』が縦横無尽に戦いを繰り広げている。アニメ用にデフォルメを施され、超美男子になった小田義明が。

 これが現実だ。現実世界の小田義明は、髪はボサボサでみすぼらしく老け込んでいて、まるでアニメの小田義明の面影など残していない。

 義明はベッドに腰掛けると、ため息を着いて目を閉じた。

 懐かしい話だ。思い浮かべてみると、『ファカルティ』は同級生の野中高亮が見た夢を文字に表したものだ。野中高亮が見た夢の中では、――僕らは戦っていた。謎の戦友、『濱田悠太』『新海政貴』と共に。

 だからこの現実世界には、アニメの中の『小田義明』も『新海直人』も、『中込宏太』も『川口翔馬』も、『野中高亮』もちゃんと実在する。子供達には、公表できない事実だろう。

 いつの間にか、義明はベッドに寝転んで天井を仰いでいた。

「会いたいなぁ…」

 思わずそう呟いていた。

 ――会いたかった。

 ――物語の中以上に繋がっていた僕達の、顛末(てんまつ)に。




 メンバーの予定がようやく一致し、一堂に介すことが出来るようになった時には、アニメ『ファカルティ』は最終回を次週に控えていた。

 義明は二ヶ月ぶりにヒゲを剃り、髪を整え、何日ぶりかに外の世界へ飛び出した。日光は最初眩(まぶ)しくて厳しかったが、段々慣れていった。生物なので、日光が必要なのは当たり前だ。

 目指す場所は当然、思い出の中学校校舎だ。

 行き路の電車の中で、義明は前方を見つめる。

 向かいに座る少年が、何やら人形を持って遊んでいた。よく見るとその人形は、『ハマダ』『オダ』であることが分かった。

「いっけぇ!アクアスパイク!、まだまだ!エアブレイク!」

 子供が叫んでいる必殺技名は、当初小説には無かったものなのだが、アニメ化に際し、子供向けに名前が付けられた。

 義明は人形で遊ぶ少年を見て、小さく微笑む。

 ――その人形の正体はこのオジサンだよ、って言ったら、なんて顔するんだろう。

 もちろん、そんなことはしない。出来ない。子供の夢を壊すことは、物語を、夢を作り出す作家(クリエイター)にとって、最悪のことだ。

 その時、ある疑念が浮かび上がった。

 ――濱田悠太。

 ――新海政貴。

 この二人の謎の戦友は、一体何者だったのだろうか。何故、名前だけが明確に分かるんだろうか。

「不思議だな…」

 思わず義明は呟いてしまう。

 高亮曰(いわ)く、この世界は終末後に濱田悠太・新海政貴・アンノによって創造されたらしい。つまり、義明が今生きるこの世界は、二回目に創られた世界であり、小説の中の出来事は、一回目に創られた世界の終末までの物語なのだ。――所詮、夢の中の話なのだが、この話を聞けば謎の戦友についての解釈が出来てしまう。

 駅員が、次の駅が目的の駅であることを告げる。

 義明は立ち上がり、懐かしの地へと降りていった。




 小説の中では、この駅はチリ一つ残らず破壊されていた。この駅を中心にアリジゴクのような穴が作られ、そこから『アナザーの種』は生み出された。

 現実世界では全くそんなことはなく、以前よりも活気付いていた。あの商店街には見たこともない現代風の店が立ち並び、道は所々舗装(ほそう)され、見違えるように綺麗になっていた。

 義明は改めて時の流れを感じた。全てのものは変化するのだ。夢が文字に、文字が絵に、絵がアニメーションに変わったように。

 ――そして、人々も変化する。

 自分が良い例だ。




 学校の校庭では、数百という怪物と戦った。制服を緑色に染めながら、クラスメイトの命を守るために戦った。小説の中の校庭、戦場はまさに地獄絵図として書かれていた。アニメになるとその地獄絵図な表現は子供向けにマイルドにされ、三人の美少年が踊り狂う、子供が狂喜するような戦闘シーンになった。

 しかし現実世界でそんなことはなく、至って普通な日常が繰り広げられていた。

 校庭は何も変わっていなかった。自分が在籍中に土の入れ替えが行われ、野球のバックフェンスが立てられた校庭は、あの当時のままだった。変わったといえば、この校庭を保有する中学校は統合されて、現在ここは老人ホームとして使われているということだけだ。

 校庭の中心には、四人の男達が居た。

 ――物語の中心人物達だ。

 地の能力者・中込宏太。

 剛の能力者・川口翔馬。

 雷の能力者・新海直人。

 影の能力者・野中高亮。

 そして、空気の能力者・小田義明。

「やぁ、みんな」

 義明が声をかけると、四つの顔がこちらを向いた。どの顔にもアジがあって、思わず笑みを浮かべてしまう。

「よぉ、小田。久しぶりだな」

 そう声をかけたのは、相変わらず声の低い新海直人だ。その声は学生時代から変わっていなかった。改めて聞きなおすと、とてもいい声だということに気付かされる。少し痩せたようだ。メガネのフレームは少しスタイリッシュになっている。

「ひっさしぶり、小田。いやぁ、来週でファカルティは終わりだねぇ。寂しくなるよ…息子に自慢出来なくなるし」

 そういう一見四十代の渋いオッサンは、中込宏太だ。一見四十代前半だが、本当は義明と同じ二十五歳だ。ここ数年でかなり老け込んだようだ。このメンバーの中で唯一の既婚者で、息子が居るということが関係しているかもしれない。

「なぁ、なんで呼んだんだよ。結構俺、忙しいんだぜ」

 あいかわらずツンツンヘアの川口翔馬。三十路を越えればその髪も落ち着くだろうか。職業柄か、とても体格が良い。服を着ていても、その筋肉の量が分かる。

「いや、ちょっとみんなに会いたくなってね。ファカルティも最終回だし」

「確かにそうだな。お疲れさん、小田」

 直人はそう言って、小説同様、メガネの位置を修正する。

 誰も、義明が堕落の人生をおくっていることを、あえて言わなかった。突然連載が打ち切りになり、ちょっとしたニュースになったのだ、四人が知らないはずがない。義明にとって、その優しさは苦痛でもあった。

 義明は、横目で視線を野中高亮に移した。

 高亮は少し痩せていた。高亮は大学院で宇宙工学の研究を続けているらしく、その影響だろう。まるでドラマや映画の中の、科学者のような風貌だ。漂わせるオーラは、ただならぬものを感じさせる。

「でもまぁ、俺たちのあの物語がアニメ化するとはね…」

 翔馬がしみじみと言う。

「そうだな。まさかアニメかするとは思ってもいなかった。俺たちがあんなに美少年になるともな」

 新海がそう言うと、

「俺と小田の友情が何か小説より濃厚になってんだけど…あれは腐向け?」

 小説の中では小田義明と熱い友情を見せた中込宏太が付け足す。

「まぁ、お前なんか特に美化されすぎだよな。お前なんかデフォルメしたらゴリラだぜ」

「誰がゴリラだよ!」

「男同士の熱い友情っていうより、飼育員とゴリラの動物園の話になってたよな」

「だまらっしゃい!」

 義明は小さく笑う。

 たしか、こんな会話も小説の中で登場した。あれは高亮の夢ではなく、自分が思い描いたものだ。当時のキャラクターだったら、絶対あんなくだらない話をしただろう、という。

「いや、でもありがとな。この話を世間に広めて」

 高亮が腕を組みながら呟いた。義明は思わずニッコリとして、

「どういたしまして」

 その後、五人は様々な話をした。

 新海直人は弁護士として活躍していた。二十五歳にして大きな事務所を立ち上げ、マスコミからは『期待の新星』として謳われた。

「マスコミに注目されたくはなかったんだ。マスコミのおかげで、あらぬ期待を持たれたりするからな」

 僕と同じだ、と義明は思った。アニメがブームを起こした二年前、義明は堂々と『新鋭作家』として売り出された。しかし義明が書けなくなったと知るや否や、マスコミは義明の徹底解剖を始めた。何が原因なのか、誰が原因なのか、そもそも彼の作品は面白いのか、そもそも彼に才能はあるのか――。いつの間にか義明は、社会にうんざりしていた。

 しかし、直人はその重圧に負けてはいなかった。自分の足で踏ん張って、地に足付けて、逆風を力に換えて大空に飛び立っている。見習うべきは、彼なのだ。

 中込宏太は、しがないミュージシャンとして活躍していた。ミュージシャン、といってもまだ二十五歳。ライブハウスでの演奏程度しか出来ないらしく、収入は少なく、ほとんど奥さんの収入によって食い繋いでいるらしい。でも、その表情を見る限り、家庭は楽しそうだ。尻にひかれているらしいが。

「絶対将来羽ばたくからな!」

 高らかにそう宣言する宏太がまぶしい。いつのまに宏太がこんな人間になっていたなんて、驚きだった。容姿だけではなく、中身も一層オッサンに近くなっていた。

 川口翔馬は大工の仕事をして生計を立てている。しかし大工の作業着を脱げば、いまどきのギャル男に大変身。そんな両極端の世界に身を転進させながら過ごす日々を、満喫させているようだ。翔馬の笑顔は、何よりも明るかった。

「この前ネットで知り合った女の子がさ…」

 こんなところは、十五歳のころから変わらない。

 野中高亮は宇宙工学の勉強に忙しいようだ。遊んでいるヒマもないらしい。でも女には困らないらしく、何とも悠々自適な暮らしを送っている。小説の中では『影』だったが、現実世界でも、時代の『影』となって支えている。

「なぁ…小田…」

 そんな高亮が、義明を見据えた。黒真珠のような目玉が、義明を捉える。

「何?」

「どうして俺たち呼んだんだ?…ファカルティが最終回を迎えるから、と言っていたが、本当にそれだけなのか?」

 え、と義明は言葉を詰まらせた。

 本音を言うと、ファカルティが最終回を迎える、という理由ではなかった。寂しいから、という理由でも、みんなから力を貰いたかったからでもなかった。

 ただ何となく、集めないといけない気がした。ただそれだけなのだ。そしてそれを実行したら、たまたまファカルティ最終回を控えた日に、五人は集合できた。

 義明は、それをありのまま高亮に答えた。嘘をつきようもない。『影』の能力者は、全てを知っている。

「そうか…それならやっぱり…」

 高亮は顔をしかめてうなり始めた。

 義明は思わず首をかしげた。

「どうしたんだ?」

「いや――」



 その瞬間だった。



 義明の背中が不意に、太陽の直射日光を浴びたかのように、ポカポカと暖まってきた。その現象は五人全員に起きたらしく、五人はとっさに背後を振り向く。

 五人が振り向いた方向は同じだった。

「な…なんだ」

 思わず直人は声を漏らす。


 そこには光があった。


 大きな光の球体。それは絶えず回り続け、熱を発し続けている。まるで新海政貴が濱田悠太との最終決戦で作り出した、特大の小太陽の縮小版のようだった。

 やがて大きな光の球体は、氷のように溶けだした。五人の足元はたちまち光り輝きだす。

「あ…明さんが…?」

 冷静な野中でも、目の前の信じられない光景を目の前にして、フィクションと現実を混同させてしまっている。高崎明は存在しない。少なくとも、義明の知る限りは。

「それは有り得ないよ…なんで明さんが…」

 光の球体は完全に光り輝く液体と化した。

 そして、光の球体の内部には、二つの影が芽生える。最初は円形だった影が、段々形成されていき、やがてヒトガタになる。

 そして――現れたのは、



 二人の少年だった。



 十五歳ほどだろうか。二人の少年が、こちらを見つめている。一人は幼い顔立ちをしていて、一人は少し怖い人相をしている。

 驚いたことに、義明が想像していた顔と一致していた。口頭で伝えられたのみであるというのに、その顔は想像とピッタリ一致する。

「お…おい、まさか…」

「あぁ…間違いない」

 宏太と翔馬が思わず口にする。

 義明は耐え切れず、二人の少年を指差した。

 そして目を見開き、震える声で言う。


 ――水の継承者・濱田悠太。

 ――火の継承者・新海政貴。


 と。

 二人の少年は笑みを浮かべただけだった。本来なら、同級生であるこの二人の少年は、二十五歳であるはずだ。しかし、十年と言う歳月に流されず、ずっとその容姿を保っていたのだ。

「やはりそうだったか…」

 高亮が呟いたので、義明は思わず高亮に目を向ける。

「世界の創造、能力者の生存、そして俺の記憶の保持――全ては…」

「そうだよ」

 濱田悠太が突然口を開いて、高亮の意見を肯定した。その声を聞いて思わず、五人は安心する。

「これは…僕達が遺す、最後の爪あとだ。あんな戦いを起こし、互いを殺し合わせた僕達の責任の表れさ」

「お前たちだけには、幸せになってほしい」

 新海政貴が突然言い出した。その声に安心感はないが、とても頼れる力強さがある。

「僕達は遺す。君達が二十五歳の節目に、全てを知って、世界を見渡せるように」

「この世はかつて、地獄絵図と化した。つまらない闘争によってだ。運命に従うか、従わないかの」

「でも結局は、世界は滅んでしまった。僕も、政貴も、予想していなかった事態だった」

「結局は世の予想通りだったのかもしれない。影という名の詐欺師を作り出して、真の終末を起こせんとしたかもしれない」

「でも、僕達には残った。大きな力が」

「だから、俺たちは作る」

「もう一つの世界を。それが、『アナザー』なんだ」

「俺と悠太の、最後の先導だ。全てを自分で決め、創り出せ」

「君達に最悪の不幸は訪れない。それが『法則』だから」

「だから、お前たちは自由に夢を広げられる。クリエイトできる」

「だから…頑張ってよ」

 悠太の顔が一瞬、寂しげに見えた。義明には、悠太の心の叫びが聞こえた。『僕達を、覚えておいて欲しい』と。友としてのメッセージを。

「じゃあな。頑張れよ…」

「政貴、そろそろ時間だ」

「了解した」

「じゃあみんな…ぼくは濱田悠太、覚えておいてね」

 そう言い残し濱田悠太は消えた。

「じゃあな。達者でな」

 続いて新海政貴が消えた。





 気が付くと、光は消えていた。

 義明の手の中には、わずかな光が残っていた。





 悠太、政貴、アンノが創り出した世界。

 『影』である野中高亮に記憶を持たせる以外に、もう一つ、『法則』を残しておいた。

 それは、終末から十年の節目に、『能力者たち』にメッセージを伝えること。彼らの一番、人間味に溢れ、バラエティに富んだ選択だった。





そしてまた、日常は始まる。





 世界が終末し、四大元素だけが残り、四大元素は世界を再び創り出し、今の平和な世界が作られた。

 そうやって、アニメ『ファカルティ』は好評のまま最終回を告げた。

 そしてこの最終回が、小説家・小田義明としての始まりでもあった。パソコンのキーボードを叩く日々が、また始まる。スランプで夢を諦めては、二大の元素に失礼だ。

 結局あの日の出来事は、よく分からないままだった。相変わらず『ファカルティ』は娯楽の一部で、世界の真実を伝えるものではないし、小説の中の戦士達の生活は、不変である。

 ――でもあれから、元素という名の光は、心に宿っていた。



 




















水の継承者・濱田悠太。

 火の継承者・新海政貴。

 大気の守護者・小田義明。

 雷鳴の覇者・新海直人。

 地上の代行者・中込宏太。

 剛力の伝道者・川口翔馬。

 影の放浪者・野中高亮。




 全ての戦士達に、敬意を込めて。


 みなさん、ありがとうございました。とんだ厨二妄想でしたw

 

 こんな風に、旅立っていきたいものです。

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