表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
98/103

エピローグ

 到着したところはレンとリコの魔道具屋だった。町の方から『豊穣祭』の音が聞こえる。サクラは二人の店を見て「いいなぁ~」と言いながら物色していた。めえは咳払いをしてサクラの注意を引く。


「またしばらく会えなくなる。挨拶を済ませておくことだ。」


 そう言われてサクラは一歩前に踏み出す。


「レン君、リコちゃん……。ご結婚おめでとう!アタシはあなたたちに出会えてとっても幸せだったよ。これからなかなか会えないけど、ずっと友達でいてね?」


 レンは何か思い出したように走って家に入っていった。代わりにリコが話す。


「私こそサクラさんと出会えてとても良い思い出が作れました。もちろん、これからもずっと友達ですよ。」


 めえは時間を気にして「そろそろ戻ろうか」とサクラに言いかけると、レンが家から走って戻ってきた。息を切らしながらレンは小さな輝くものをサクラの手に渡した。


「先生……じゃなくて、めえ様、止血をお願いしてもいいですか?」


 それを見て納得したのか了承した。三人それぞれ耳の一部に針穴のような穴をあける。そして、レンが渡したものを穴に留める。三人はお互いの耳を見る。


「これはね、この工房で初めて作った物なんだ。レン調査隊のイメージでデザインしたんだ。青のルナティクスがオレ。左の紫のルナティクスがリコ。そして、右の橙色のルナティクスがサクラさんだよ。」


「二人で魔法の配置も決めて、丹精込めて作った仲間の証です。これを見て、思い出してくださいね。魔法は【大海】【灼熱】【氷結】が入っています。調査の時に大活躍した魔法たちですよ。」


 サクラは感情が抑えきれなくなり二人に飛びついて大きな声で泣いた。レンもサクラも一緒になって泣く。そんな光景を見ていためえは優しい顔でその姿を見つめていた。


「オレたちレン調査隊は」


「いつだって」


「どこにいても」


『いつもそばにいるよ!!みーんな大好き!!』


 その言葉が地底世界を木霊していく。

三人の学園生活は幕を閉じたが、これから先、彼らは久遠ともいえる永い人生のスタートが今始まったのである。彼らがこれからどのような活躍するのか、それはまたの機会に話すとしよう。


ケモノの調査隊 完

いつもありがとうございます!

『良かった!』

『面白かった!』

『続きを見たい!』

と思って貰えましたら、

お話の下にあります

☆☆☆☆☆

から作品への応援をお願いいたします。

面白かったと思ったら☆を5つ

つまらないと思ったら☆を1つ

正直に伝えていただけると今後の作品にしっかりと反映していきたいのでよろしくお願いします。

また、ブックマークも頂けるととても嬉しいです!

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ