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国内に帰還!

 レンたちは調査を終え、関所まで帰ってきた。関所に入るとアスランが走ってきた。


「お前たち!よく戻ってきたな!ドラゴンが出たって聞いて心配してたが、まさか斃すなんてな。どおりでうちの新人が負けるわけだ!」


 関所の人々がレンたちの帰国に盛大な拍手と歓声を送る。レンは照れて後頭部を掻き、サクラはノリノリで両手を上げ、リコは丁寧にお辞儀をしていた。


「疲れただろう。宿屋を手配するから、今日はしっかり休んで、明日学園に帰るといい。いいかな?ネズミの宿屋の女将。」


「ええ、いいわよ。英雄の帰還ですもの準備をしておきますね。」


「え、英雄だなんてとんでもないですよ!?」


 レンが焦って英雄になることを否定しようとすると、アスランがレンの肩に手をドスンと置く。獅子の手は大きいのでレンは一瞬バランスを崩す。


「竜を斃せる、そんな獣人はこの世に何人いると思う?うちの軍はともかく、近衛師団でも師団長以外は撃退が精いっぱいだ。これを英雄と言わずして何というのかね?」

 

 アスランに圧力をかけられて逃げ場を失ったレンは、受け入れることにした。

 しばらくは関所の町の人たちに握手やサインを求められたり、子供たちに魔法を使った訓練方法を教えたりと色々と大変な目にあった。

 そして【太陽】の魔法が夜に変わるごろ、レンたちは駐在軍の女官に連れられて宿屋へと向かった。

 相変わらず夕食はいくらでも食べてもよいらしく、キャンプ飯から解放された三人はモリモリ食べていた。満腹になり、眠気が強くなり、サクラは個室、レンとリコは同じ部屋に入っていった。

 外敵に襲われる心配もない。そんな生活に戻り、安心して深い眠りへと落ちていった。


 ☆

 

翌日目を覚ますと、時間はすでに昼を回っていた。宿屋の女将は気を利かせて、眠らせてくれたようで、レンたちが起きると、急いで食事を準備してくれた。食事を食べ終えると、荷造りをし、宿屋を出ることにした。


「あら?今から出発しても一日かかるのに野営するの?」


「いえ、夜も歩いていきます。」


 夜も歩くと聞いて、女将は心配そうな顔をする。

 

「さすがに国内とはいえ危ないわよ?」


「どうしても見たい景色がありまして……。」


「そうなのねぇ」


 というとそれ以上女将から追及されることはなかった。

 レンたちは宿屋を後にし、学園に向けて歩き始めた。国内は魔獣の管理が行き届いているので、害が少ない魔獣ばかりで安心した。それでも好戦的な魔獣はしっかりと片付けていく。

 気持ちの問題であるのだろうが、国外と比べて国内は暖かい気候で過ごしやすい。

 日がどんどん暗くなり、夜になっていく。夜になるとさすがに明かりがないと闇が深くレンの目でも見ることができない。【照明】の魔道具に魔力を込めて、周囲を照らす。

その中で三人は進んでいった。

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