リコはいつもと違った!
とてもマイルドにしていますが、そういうことが苦手であればささっと読み飛ばしてください。
がっつりな人には申し訳ないのですが、ほとんど描写していないので全然物足りないです。
ジュースでいうと果汁1%程度です。
レンは息を整えようとしたが、慣れない長距離走をしたので全然戻る気配がしなかった。その状態でレンは理由を話すことにした。
「り、リコさんっ……が……っ学園に……来てないって……聞いて……!」
「と、とりあえず家に上がってください!少し休んで?」
レンはリコの肩を借りながら家に入ることにした。
ようやく息が整いまともに話すことができるようになった。
「いったいどうしたのですか?先生には毎日連絡していたので大丈夫だと思っていたのですが。」
コップに入った水を飲み干し、深呼吸する。胸の鼓動がドクンと大きくなる。
それは以前、リコが部活を休み、町でばったりと出会った日で嗅いだニオイと同じであった。リコから漂う香りがいつもと違い、レンは急に胸が重たくなった気がした。本能が引き起こされる感覚が徐々にレンを支配していく。
息が荒くなり、涎が垂れてしまいそうになるのを我慢する。そんなレンの様子を見たリコは心配そうにレンのそばに座り、顔を覗き込む。目が合った瞬間、頭の中が真っ白になった。
「きゃ……!れ、レン君!?」
レンの意識が一瞬とんだということを理解した。意識が戻った時レンはリコの首根っこにかみついていた。何が起きているかわからず、慌ててリコから離れた。二人は呆然として時が過ぎていった。このまま黙っても埒があかないと思い、レンは正直に話すことにした。
「り、リコさん……ごめんなさい。オレ……リコさんの香りを嗅いで、意識が飛んで、その……。」
「……わ、私……その……今……のは、少し……怖かったです。」
レンはもう一度リコに近づき抱きしめた。リコは震えており、一瞬ビクッとなったが、いつもの彼だと認識して抱きしめ返す。リコはレンの首元に鼻をうずめ、においを嗅ぐ。リコは何でこんなことしているのだろうと不思議に思い、レンの体を確認するようにさわさわと触りだす。レンはそんなことをされ、くすぐったくなり笑いながら引き離した。
「ちょ、ちょっとタンマ……!そんなに脇腹を触るとくすぐったいよ!」
「あ、あの。私もどうかしているのかもしれません。なんだか無性に触りたくなってしまって……。大好きな人の、ニオイで頭がふわふわするんです。」
レンはめえの言った繁殖期のことを思い出し、鼓動が大きく、早くなった。心の中で落ち着けと命じながら、リコの目を見る。リコの顔は恍惚そうな表情であった。
「レン君……。体が熱くなってきました……。」
そういい、手を繋いでリコの部屋へと連れていかれた。部屋に入るとリコはベッドに座ると服のボタンをはずしていく。レンはリコの隣に座り、服を脱ぐことにした。お互いの裸体を見て、レンはリコを抱きしめ、お互いの強いにおいを嗅ぐと再び意識が飛ぶ。それは朝になるまで戻ることはなかった。
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