英雄と呼ばれた人達
集会所でのイベント終了後、3人はギルドカウンターで少し遅めの食事をとっていた。
と、向かいの席に座っていた中年らしき熟練の戦士たちの話し声が聞こえる。
「なぁなぁ、英雄ランクの『アストレア』っていう戦士知ってるか?」
「あぁ、名前くらいは聞いた事あるとも。なんでも、『ルーシェ』という、お姫様みたいなキレイな女性と一緒にいるらしいな。」
「話に聞くと、その『ルーシェ』とやらもタダモンじゃねぇスキル使いだそうだ」
「俺らみたいに徒歩でではなく、馬で移動しているんだ、凄ぇよなぁ~」
そんな会話を聞いて、テッド達は
「移動用の馬か…俺らなんて日々の宿と飯代を考えるので精一杯だな…」
ふと振り返ると、ルーファスとタミーはもう食事をし終えて、いつでも出かけられる準備OKだった。
テッド達の主な収入源は、ダンジョン探索で得られた『魔石』、魔石と交換出来る『輝石』、あとは冒険者が置いていった戦利品、あとは採掘すると得られる『メテオライト』などなど。『魔石』も大きなものほど高値で取引されている。
テッドは、カウンターでお会計を済ますついでに、『戦利品獲得の御守り』を一応…買ってみた。
ここら辺のダンジョンは環境保全のために
1日に1グループ3回までしか周回できないらしい。
ネット掲示板なんかで
『通行証100回 消化パテ募集』
なんて書いてあるのも見かけるけど
通行証がある分には、通行証の枚数分だけ入れたりする。
とりま、うちらは素直に3回…と。
しかし、3回行ってみたけど、輝石、メテオライト、古びた装備品しか手に入らなかった…。
とりあえず、またギルドに戻って休憩することにしよう!




