お、お弁当が、、、
ある日のお昼ご飯にて、
「桜ちゃん、いつもよりお弁当大きいね」
え???あ、あれ、ほ、本当ですわ!これは、、もしかして、麦のですわ!!ど、ど、うしまし、
プルルル、プルルル、電話?誰からでしょ?
「はい、もしもし」
『姉貴!弁当違うから届けにいくわ』
麦、弟からでしたわ、
「麦、いいよ、わたくしが届けに行きますわ、わたくしが作ったのだし、責任を持って届けますわ!」
『姉貴、ありがとう、でも俺弟だからね、一応、敬語じゃなくてもいいからね』
う、ついいつもの癖で、、、前世は普通に喋っていましたのに、今世で癖が直らないなんて、、、
「わかりまし、わかった。今すぐに届けに行くね」
ブチ、ツー、ツー
「弟にお弁当届けてきますわ」
「ん、行ってらっしゃい、桜」
「れ、い、君、ついていってあげなよ」
澪君と一緒に、、、いやいやいや、駄目ですわ
「澪君にご迷惑はかけれませんわ」
「別に、ついてく予定だったし、」
え!う、嬉しすぎますわ、いやでもでも、お弁当食べ終わってないのに、、って食べ終わってたー
「じゃ、お、お願いします」
中学校が高校の隣にあって良かったですわ、それにしても、麦は何処にいるのでしょうか?
「姉貴!」
いましたわ!麦!
「ごめんね、間違えて渡しちゃったから、」
「気にしないで、えっと、そちらの方は?」
あ、そうでした!初めてお会いするのでしたね
「この方は北来 澪様ですわ、同じクラスですの、それでこっちはわたくしの弟の麦ですわ」
な、仲良くなるかしら?わたくしとしては仲良くなってほしいですわ、、、
「姉貴がいつもお世話になっています、わざわざついてきてくださって」
「いや、変な奴等に引っ掛かるかと思ったんで」
ん???何のお話をしていますの?わたくし子供じゃないので変な奴等には引っ掛かりませんわ!
「じゃ、お昼食べる時間なくなちゃうんで、姉貴わざわざありがとう!」
「いいえ、気にせずに、」
「中庭で食べるか、時間なくなるし、」
え?何そのお誘い!とても嬉しいですわ!でも、和音達はいいのでしょうか?
「あいつらは別に大丈夫だろ、それよりもお昼食べる時間がなくなる」
心読まれた!?いや、そんなことありませんわ、うん、誘ってくださるなんて、運を使い果たしましたわ、
「そ、そうですね、」