ドラゴン討伐①
昨日は色々なことが起こりすぎたけど、なんだかんだグッスリ眠れたな。
「さて、今日はどうしようか」
そんなことを考えていると、アリサが俺の様子を伺うかのように尋ねてきた。
「ユウジさん差し支えなければ、私のお願いを聞いてもらえないでしょうか?」
「いいよ。マスターも大丈夫だろ?」
「うむ、もちろんだ」
呆気にとられたかのような顔でこっちを見てくるアリサ。
「ん?どうしたの」
「そ、即答ですか」
「いやお世話になってるし、そりゃあね」
「美味しいご飯楽しみにしている」
「マスターにセリフ取られた...まぁそういうことだよ」
「ありがとうございます!」
アリサが嬉しそうにそう告げる。
ギャルゲーの主人公になった気分だ。(こういうこと言うからモテない)
「それでお願いって言うのは?」
「はい、昨日ドラゴンに襲われたのは覚えてますよね?」
「はは、流石に覚えてるよ...死にかけたしね」
「あはは...仲間のドラゴンが倒された影響か、この近くの山にいるドラゴンが暴れているようなんです」
「なるほどね...街が襲われる危険性があるってことか」
「仕方なかったとはいえ、私達にも責任があることは間違いない」
「ありがとうございます!ただ...無茶はしないでくださいね。あとユウジさんにはこれを」
アリサがそう言って銃のような物を俺に渡してきた。
「これは?」
「モンスターに有効な銃です!チャージ式で6発まで打つことが出来るので使ってください!」
「す、すごいもの持ってるねアリサ。ハンターだったりする?」
「そんなことしてません!!お父さんが前にくれたんです。護身用にって」
「お父さんの物を俺なんかが使っていいのか?」
「はい!使ってください。ただし、ユウジさんもマスターさんも絶対無事に帰ってきてくださいね」
そう言って笑う彼女の顔はとても綺麗だった。
「ああ!任せろ!」
こうなったら意地でも帰らないとな!
そう意気込んでると後ろから声が聞こえてきた。
「わ、私からもこれを」
ユリちゃんも俺になにかを渡してきた。
「閃光玉です。使う際に気をつける必要がありますが、強力武器になるので使ってください!」
「ありがとうユリちゃん」
ユウジは閃光玉×3をゲットした!
パーティ
・ユウジ 装備 モンスターに効く銃(仮名) 閃光玉×3
・マスター レベル99
見栄えが良くなった!!
やったぜ!!
同時にユウジは確信した。
この姉妹とは絶対喧嘩してはいけないと。
「よし!出発しようマスター!」
「気合いが入ってるなユウジ!」
「いってらっしゃい」
「お気をつけて」
こうして最初の旅が始まった。
ーー山のふもと
「禍々しいオーラを感じるな」
言ってみたかったセリフをとりあえず言った。
「ユウジがふざけているのは置いといても、確かに嫌なものを感じるな」
マスターのスルースキルが上がった!
ユウジのテンションが下がった!
「ユウジ、どうやらこの中には大量のモンスターがいるようだ。そこで提案なのだが」
「ん?なになに」
「ユウジを乗せて私が加速する。この作戦でいこう」
「なるほど、いい作戦だな!」
早速マスターの上に乗ってと...
これ剣と盾持ってたらスライムナ◯トだな!
「ところでマスター。これ乗ってる俺に負担かからないの?」
「...」
マスターが黙っている。
あ、これヤバイやつだ。
「よし、一旦降りるか」
「行くぞユウジ!しっかり捕まってろ!」
無☆視
ヤバイヤバイヤバイヤバイ
ーースラ加速
いや技名そのまんまかよ!とか突っ込む暇もない。
スライムナ◯トも戦闘してる時こんな気分だったのかな...
こうして俺に大ダメージ(心)を与えながら俺達は山の中心部へ進んだ。