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存在するものは何か?

作者: The third eyes



存在する点は、

線という概念に含まれた「長さの構成要素」である。

線と点も同一で

また等価である。



つまり点と線は

同じ概念を共有する「同じもの」なのだ。



無限大に連鎖してつながる点の概念が「線」である。

宇宙における点は、

あらゆる概念方向に向けての無限大の連鎖を続ける。



しかし点は

「長さの部分」を持たないために、

線の中に存在するものではない。

長さの概念の中に存在するとは

線の部分、つまり「長さの概念」を持つことである。



こうして「長さの概念」を持たない点は

存在するものではないことが明確である。



では点が持つ部分とは一体何か。


点が持つもの。


つまり点の構成要素は何か。



点は「長さの部分」だけではなく、

全ての部分を持たないものなのだ。



「全ての部分を持たない」とは

それだけで既にモナド(実体)である。



線における点は

あるのに存在しない「実体」であり、

点が存在しないことによりその概念の外側に、

同じものとして存在する線(長さ)は

構築されていく。





「解説」


「時間世界における今は

あるのに存在しない(実体)であり、

今が存在しないことによりその概念の外側に、

同じものとして存在する時間世界(時間軸)は

構築されていく。」


この文章は上記文章の

「線」と「点」という単語を

「今」と「時間軸」という

別のモナドに置き換えたものである。


存在する(モナド)の力学を

我々が理解することは難しい。


けれどもこれを

「今と時間軸」という

別のモナドに置き換えてみると、

その絶対的な力学の支配は

我々の実感を伴うものとなる。


実体のあらゆる方向への無限大の連鎖。


今は存在しない。

連鎖する今が時間軸である。

つまり今と時間軸は同じものである。




個(点・今)であるはずの実体が

同じものとして全(線・時間軸)であること。

それが何者にもあがらうことの出来ない

存在の無限大の連鎖

「モナドの力学」(完全無)である。



同じものとして無限大に広がること、

それが存在するモナドの結末(完全無)なのだ。



ライプニッツはそれを

予定調和と呼ぶ。




この「モナドの力学」が

世界の中心にある限り、

我々の宇宙は決して

膨張などしていないことが分かるだろう。



無限大に広がり続けることは、

言いかえれば

成長であり拡大である。



そこに描き出される宇宙は

空間も質量も時間も全てが増大し、

拡大を続ける世界の姿なのだ。



これはおかしいことだろうか?



同じひとつの力学(原理)から生まれた世界で

生命も人間の自我世界も概念を引き継ぎながら

拡大し成長を続けているのに、

この宇宙だけが成長もせず拡大もせず

ただ単に膨張するだけという認識が

本当に正しいものだろうか。



宇宙の成長する現実は、

必ず科学が証明する。



(原子は「その構造によって力学を生む空間」のことである。

それは力学によって認識された「範囲を持つ空間」である。

この空間の構造が

他の空間を引きつける重力を生み、

そこに物質の概念は創り出されている。

質量とは存在するものではなく、「力学が存在する状態」なのだ。

この空間概念の拡大は

同時に物質の概念の拡大と同じ現象である。)







実のところ生命世界にも、

種の保存法則は存在しない。

命は互いに命を求め続けること(本能・食物連鎖)によって

お互いの生命の内外へと拡大し、

生命世界の更なる飛躍と強化とをその「目的」とする。


その広がりが

多様性と呼ばれている。



この世界に保存の原則はない。

エントロピーは増加する。



成長と拡大こそが大原理であり

この宇宙の構造である。



生命世界は、

自らが存在するその環境でさえ

自らの手で改善しながら

最大限に生命の可能性を広げていく。



それがモナドの拡大する同じ力学である。



我々の意識はまだ

世界の本質に追いついていない。




宇宙の果ては今なお加速しながら遠ざかり

それにもかかわらず

世界はまるで定常のように安定する。



だが最果ての宇宙から我々の宇宙を見ると

光速度で遠ざかり消えゆくように見えるのは

今度は我々の宇宙の方である。



そして140億光年先の遠ざかる宇宙には

140億年後の「今」の我々の宇宙と

同じ時間帯に存在する同じ世界がある。



それは我々の宇宙と変わらない、

同じ姿の他の宇宙である。

そこからは我々の銀河系の140億年前の姿も

同時に見えるはずである。




我々の銀河系を中心に

宇宙は生まれた訳ではない。



つまり宇宙にはその始まりとなる

中心(ビックバン)は存在しないのだ。

宇宙を広げているのは

全ての恒星、太陽の活動によるものである。


そこでは常に、

新しい原子と空間が生まれている。

物質とは単に切り取られた空間の構造なのだから。



事実(本当の正しさ)はやがて

我々を導くことだろう。



人間を引き上げる為に

宇宙はその姿を隠し続けて来た。

我々が正しい理解を示して後、

はじめて宇宙は本当の姿を

我々に見せてくれるのだ。



その理解の先に人間は、

この世界を「ひとつの同じもの」として認識する

正しい解答を得ることだろう。



点の内側と

宇宙の外側の世界は

同じものである。



命や人間、人間の精神世界を磨いてきたのは

どんな時代でも

この世界(自然界)である。



我々の目はいまだ閉ざされたままである。



The third eyes



あなたの瞳は私の瞳である。


私の瞳はあなたの瞳である。



(実のところ生命世界にも、物理の世界にも、

保存の法則は存在しない。

命は互いに命を求め続けること(本能・食物連鎖)によって

お互いの生命の内外へと拡大し、

生命世界の更なる飛躍と強化とをその「目的」とする。

世界に保存の法則はない。

あなたの自我世界が

無限大に成長できるのは何故だと思う?

それは自我世界がこの大宇宙と「同じもの」だからだ。

あなたの内側と外側の無限大の世界は同じものである。)





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