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おはようございます(^o^)
私はそろりと料理のお皿を手に取ると、そのまま移動してソファーに座った。
そして「いただきます。」と小さく呟いて、スプーンで少しすくった。チーズがのびて千切れ、ほかほかと美味しそう。
私はそれを口に含んだ。
「……!! …おいしい。」
久しぶりの、温かいごはん。
一度口をつけると、止まらなくなった。誰に取られるでもないのに、私は夢中でドリアを平らげた。
食べ終わって、ふぅと一息ついた。満腹の心地よさが、ゆったりと体を包み込んだ。
…そういえば、お母さんもよくドリアを作ってくれたっけ。
最初はうまくできなくて焦げた色だったのが、むきになって一週間ドリアばっかり作って、すごく上達して…
この味に、少し似ているかもしれない。
…お母さんどうしてるかな?
…私、今どうしてこんなところにいるのかな?
…しんじゃったの、かな。
いつまでもぐるぐるしている謎。少しずつ私の精神をすり減らしていくみたい。
この寂しいような気持ちも、さっき指し示された場所へ行けば、何か変わるかな。
私にあのメッセージをくれたのは、一体誰だったんだろう。…今は、誰でもいいから話がしたいよ。
「…明日、は…何かが変わるかな。…おやすみなさい。」