第2話、探検とご飯
まずは自分がどんな姿なのか確認してみるか。
とりあえず川か湖を探して自分の顔を見て見ることにする。
その前に手足を確認しとくか。
えーと、色は薄い赤色で四足か...鱗がびっしりついてるし爪もあまり発達してないけど鉤爪みたいだ。
う〜ん・・・コモドオオトカゲじゃないよな?ということはドラゴンかなにかだな。
とりあえず歩いてみる。
四足歩行だけど不思議と馴染む、まるでずっと四足歩行をしていたようだ。
しばらく歩いているとサラサラと水の流れる音が聞こえてくる。
お?川かな?・・・他の魔物とかいたら怖いしここからは慎重に近づいていくか。
茂みから少しだけ顔を覗かせてみると川か があった。
周りには・・・うし、何もいない。自分の顔を確認したらついでに水も飲んでおくか。
川に近づいて水面に顔を映す。
鱗に覆われた顔、ズラリと並ぶ牙はまさにドラゴンそのものであった。
まだ生まれたばかりだからなのか迫力ない顔だな、まさにベビードラゴンって感じだな。
あ〜喉からから、いただきまーす!
バシャバシャと音を立てながら水を飲んでいく。だが人間のように頬がないから口からドンドン水がこぼれていく。
うおお飲みずれえ・・・こりゃあ慣れるまでは苦労するな・・・。
ふう・・・美味しかった。次は飯だな飯。
腹がグ〜っと情けない声をあげている。
さっきの洞窟を拠点に活動範囲を少しずつ広げていくか。
そんなことを考えていたらガサガサと茂みの向こうから音が聞こえてきた。
その方向をじっと見つめていると現れたのは
豚だった。だが普通の豚じゃない、その豚には大きくてギョロリとした目が四つもありまるで肉食獣のような基盤が輝いているのだ。
その豚は俺を見つけると「ブヒィ!!」でかい声を出して威嚇してくる。
うへえ・・・気持ち悪い。しかも俺より一回りはでかいな。でもよく見ると丸々と太ってて美味そうだな、背に腹はかえられんし食べるか。
「ブヒッ!!」
豚が声を出しながらいきなり突進してきた。
考え事をしていた俺は反応が遅れてしまい突進をまともに受けてしまった。
「ガフッ!」
いってえ!豚のくせに調子に乗りやがって!
すばやく態勢を立て直し豚の後ろに回り込む。
「ブヒッ!?」
ここまで速度に差があると思ってなかったのだろう。豚は慌てて向きをかえる。
「ガアアア!!!」
豚の後ろに回り込んだ後俺は雄叫びをあげながら豚の後ろ右足を思い切り引っ掻いた。
皮はあまり分厚くなくあっさひ切り裂かれ鮮血を辺りに撒き散らす。
よし!これで機動力は死んだな・・・あとは急所にトドメを刺して終わりだ。
あ、そういえばドラゴンといえば吐息だよな?やってみるか!
スーッと息を吸い込んで火を吐くイメージをして・・・
「グオオオオオオオオオ!!」
思いっきり息を吐いた。
息は火の塊となって豚に飛んでいき着弾した。
「ブヒィ!!ブヒィ!ブヒィィィィン!!」
豚は火達磨となってのたうち回りそしてついに動かなくなった・・・。
「フゥ!フゥ!フゥ!」
つ、疲れた・・・。
吐息は思ったよりエネルギーを使うらしい。
軽く酸欠状態になったがなんとか動けるな。
軽く休んだら豚を洞窟まで持って帰ろう。
狩りの後何分か休憩し豚を洞窟まで運んだ。
洞窟まで運ぶころにはもう日は傾いており今日の狩りは終了した。
うひょひょ!待ちに待ったディナータイム。
今日のご飯は豚の丸焼きだ。
モグモグ、ごくん・・・ああ、美味い。
今日の労力に合う旨味と量に満足しながらそのまま寝てしまった・・・。