名前の出どころ
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コメントとメールを合わせて、
“サラシナカオリ”という名前に関する報告が十数件届きました。
どうしても気になって、
昨日の夜から調べています。
まずは検索。
「サラシナカオリ」「更科カオリ」「更品香織」――
どんな表記でも、ヒットしませんでした。
人物としての記録も、地名も、企業名もない。
それでも、
“何かの名前である”という確信だけが消えない。
あの夢の感じを、みんな同じように覚えている。
ぼやけた女の影。黒い目。名前だけが分かるという不思議な確信。
昨夜、ある読者の方から興味深い情報が届きました。
「古い風習で、“忘れた名前を思い出す夢”というものがあるらしいです。
夢の中で呼ばれる名前を口にすると、封印が解けるとか。
でも、その名前は“存在してはいけない名前”なんだそうです。」
出典は不明。
けれど、その“忘れた名前”という言葉が、妙に引っかかります。
さらに調べるうちに、
「更級」という地名に関する古い記録が見つかりました。
長野県の旧地名で、昔から“夢と記憶”にまつわる伝承が多い土地です。
ある郷土史ブログには、
こう書かれていました。
“更級の地には、夢を介して語りかける女神がいた。
その名を呼ぶことは、彼女を現世に近づけることになる。”
女神――なのか、
あるいは、そう呼ばれていただけなのか。
ちなみに、そのブログは今朝見ようとしたら削除されていました。
キャッシュにも残っていない。
まるで、最初から存在しなかったみたいに。
今日も、「Memoly」を開くと変な表示がありました。
タイトル欄に、入力した覚えのない投稿が一つ。
“サラシナカオリを思い出さないで”
ログを確認すると、
投稿者:不明
時刻:午前2時41分
……また、あの時間。
もしかして、この名前を調べること自体が、
何かを“思い出させている”んでしょうか。
もし同じような夢を見た方がいたら、
覚えている範囲で構いません。
その夢に出てきた言葉、風景、音。
何でもいいので教えてください。
忘れることが、もしかしたら――
いちばんの救いなのかもしれません。
[System Notice] 記録同期エラー:一部の夢データが復元されました。




