タイトル未定2025/05/08 22:50
Hな谷川さんはピュアな変態さん。彼が町を歩くとラッキーHが付いてくる。仕事先で、ホームセンターで買い物の時に、はたまた髪を切りに来ただけなのに、ついムフフなことが起きてしまう。
あまりにもピュアなために時には痛い目に遭うこともあるけど、どこか憎めない男のちょっとHな話し。
長い梅雨が明け、暑い日が続いています。Hな谷川さんの仕事にとって、暑い夏はエアコンの取り付けが増えるので、書き入れ時ではありますが、基本屋外作業なので厳しい仕事環境になります。
今日も2件のエアコン取付作業を終え、Hな谷川さんはへとへとになっているのでした。
『今日は、もうこれで終わりだし、風呂にでも行こうかな』
腕時計を見ると時計の針は、3時を指しています。Hな谷川さんの住む隣町に、先日スーパー銭湯がオープンしました。土日は遠方からもやってくるお客さんで、いっぱいで、ゆっくりお風呂を楽しむ事もできないくらいです。
しかし、平日の昼間ならとそう思って、Hな谷川さんは行ってみる事にしました。最後の現場からスーパー銭湯までは、車で20分程です。道も空いているので、問題なく行けるはずです。
途中、学校帰りの女子高生が列を作って自転車で下校する姿が、視界に入ってきました。Hな谷川さん、少しだけ期待しています。いつぞやのように風が吹かないかなと。しかし、そういつも都合よくはいきません。今日は、無風状態です。じりじりと太陽の光が、地面や女子高生たちを容赦なく照らしています。
『ちぇっ』と心の中で呟いた、次の瞬間でした。Hな谷川さんの目が、釘付けになりました。暑さの中、必死で自転車を漕ぐ女子高生たちのブラウスが汗でぐっしょりと濡れ、くっきりとブラジャーが浮かび上がっています。
「い、い、い、いやらしいいいいいいいーーーーーー」
青や白、ピンクのブラジャーに混ざって、事もあろうか、黒や赤いブラジャーを身に着けている女子高生までいます。ジーっと目で追って、例のスキルで網膜に焼き付けていきます。
「う、う、う、こ、これは・・・」
Hな谷川さんの股間が膨らんでいきます。自転車の列を抜き去る瞬間、周囲の交通に気を付けながら、チラッと列を振り返りました。正面からのブラジャーの列を見ようと思ったのです。その映像もしっかり焼き付けました。
「ぐひひひひ、今夜のおかずは、これでOK!]
イヤらしい笑い声を上げるHな谷川さんに、女子高生たちが怪訝な表情を浮かべましたが、Hな谷川さんは構わずに先を急ぎました。
スーパー銭湯に到着しました。
“隠し湯、心の里 ”なんだか、霊園の名前のような所です。
「おっ、ここか。いいじゃん、いいじゃん」
車を駐車場に置き、フロントで料金を払います。スーパー銭湯のいい所は、手ぶらで来ても、何不自由なく入浴を楽しむ事ができる点です。ハンドタオルはもちろん、バスタオルや下着も売っているのです。
とりあえず、お風呂セットを購入し中へ進んだHな谷川さんは、開いているロッカーを見つけ、服を脱ぎ始めました。着ていた下着は、汗でびっしょりです。
「あーあ、帰りこれ着て帰るのやだな・・・」
下着を持っていた作業用の袋に入れ、浴場へ向かいました。入り口の所に、各お風呂の説明があったのを思い出しました。
露天風呂、かかり湯、寝湯、壺風呂、滝風呂、そしてサウナ。
「いひひひ、さて、どれから行こうかな。おっと、その前に、体を洗わないとね」
Hな谷川さんはマナーを尊ぶ人です。じゃぶじゃぶ、大柄な体を隅々まで洗っていきます。最後に頭を洗い、シャワーで流します。鏡に映る姿は、巨大きのこのようなカッパちゃん!
「よーっし!入るぞ!」
Hな谷川さんは、まず外へ出ました。露天風呂を確認し、そばに置いてある桶で掛かり湯をします。
ざっぶーん。一気に露天風呂につかります。さすがに、平日のこの時間帯です。お客さんもあまりいません。露天風呂も貸し切り状態です。暫く浸かって、次は寝湯に挑戦です。ござが敷いてあり、その上にお湯が流れています。そこに横になります。背中からじわじわと温まり、とても気持ちが良いのが寝湯です。あまりの気持ち良さに、Hな谷川さんはうっかり寝てしまいそうになりました。飛び起きると、今度は滝風呂へ行きました。滝風呂は、文字通り上から滝のようにお湯が流れ落ちていて、その下に入ります。テレビでよく見かける、冬の滝行のような感じです。やってみると意外に水圧が高く、痛いと感じるくらい重い事が分かります、
「うぐっ」
Hな谷川さんも思わず声が出てしまいました。
外のお風呂を一通り堪能し、今度は中へ。中のお風呂に入りながら、ふとサウナの方を見ると、
“バブル式マッサージ ただ今、サービスタイム中 ”
の看板を発見しました。
『マッサージか。いいなあ。でもバブル式ってどんなだ?』
兎に角、お風呂から上がってマッサージに行ってみる事にしました。
一旦、ロッカールームに戻って腰にバスタオルを巻き、いざ出陣とばかりに、マッサージへ向かいました。マッサージは、サウナの入り口の隣にある、重々しい感じの扉の先にあります。Hな谷川さんはすぐにそれが分かりました。何故なら、その重々しい扉に、バブル式マッサージは、こちらとショッキングピンクの文字で書いてあったからです。
そして、小さな文字で女性も歓迎と書かれています。
「なんで、女性の下りは小さいんだろ?これは、もしかして・・・い、い、い、いやらしいいいいいいい」
Hな谷川さんのいやらしい想像が鎌首をもたげていきます。扉を開けると、赤い半袖のポロシャツに短パン姿の、ボリュームたっぷりなおねーさん、年の頃は30代前半でしょうか、が金髪に染めた髪がセクシーに、
「いらっしゃいませ!」
と大きな声で迎えてくれました。一瞬怯みそうになったHな谷川さんですが、妄想の力が勝り、
「マッサージをお願いしまーす!」
と声高におねーさんに言いました。
「かしこまりましたー」
とおねーさんも声高に応えると、Hな谷川さんを奥の部屋へと案内します。部屋の中には、ベッドがひとつ置かれています。そのベッドは、頭の辺りにポッコリと穴が開いています。おねーさんは、Hな谷川さんの腰に巻かれたバスタオルを取るように指示します。Hな谷川さんはおねーさんに、Hな谷川さんジュニアを見られる事に、やや抵抗しつつも、ばあーっと勢いよくタオルを外しました。おねーさんも、忖度しているのか、Hな谷川さんを直視しないように、ベッドに寝るように指示してきます。
よっこらせっとばかりに、Hな谷川さんはベッドにあおむけに寝ました。所が、
「お客さん、お客さん、逆です。うつ伏せにね」
目を伏せながらおねーさんが言います。
「恥ずかしー」
と言いながらも、Hな谷川さんが体の向きを変えると、おねーさんが、ベッドに乗ってきました。
「まずは、背中からいきますね」
おねーさんの温かい手が、Hな谷川さんの背中を上下していきます。
「はうん」
思わずHな谷川さんはヘンな声を漏らしました。
「痛かったですか?」
心配そうなおねーさんが訊くと、
「ううん、大丈夫!」
うっとりした表情でHな谷川さんが答えました。おねーさんの手は、背中から腰へと移動します。腰を左右にマッサージすると、ぷるんぷるんとHな谷川さんのお肉が揺れます。その度に、股間にも刺激が走ります。
「うほっ、おほっ」
おねーさんがまた訊きます。
「痛いですか?」
「いえ、だい、大丈夫です」
しかし、Hな谷川さんはおねーさんの怪しげな手の動きによる刺激によって、段々と股間が膨らみ始めていたのでした。そうとは知らず、おねーさんのマッサージは激しさを増し、肩、背中、腰、太ももと大きく移動していきます。おねーさんの手が動く度に、Hな谷川さんの声も大きくなっていきます。おねーさんもHな谷川さんの声になれたのか、途中で止める事はなくなりました。気持ち良さに、見悶えしながらも、声絶え絶えに訊きました。
「あの~、バブル式って言うのは、何が特徴なんですか・・・」
すると、おねーさんが、ニヤッと笑い、
「それはですね、こう言うことなんですよぉ」
いきなり、おねーさんがHな谷川さんの玉袋を両手の指先でつまむと、ぎゅーっと引っ張りました。
「ひゃあーーーーーー」
突然、玉袋を引っ張られてびっくりしたHな谷川さんは、悲鳴を上げました。
「な、な、なひをするのほ!」
「あ、ごめんなさい、いきなりで。男性の球袋を引っ張って、バブルのようにマッサージするんですよ。これで血行がよくなるんです。女性の場合は、また特別な方法があるんですけど、お客さん、男性だから、教えてはあげられないなぁ」
玉袋を引っ張られたままのHな谷川さんは、気持ち良さと痛さで声が出ません。それから、5分くらいおねーさんは、Hな谷川さんの玉袋をひっぱり続けました。
やがて、痛みが快感に変わり、股間も最高潮に達しようとし時です。
「はい、お客さん、マッサージは終了です」
おねーさんが、Hな谷川さんをベッドから降ろそうとします。しかし、股間のものがベッドにひっかかって上手く降りられません。気になったおねーさんが、Hな谷川さんの股間を覗き込みました。
「やっだぁー、お客さんたら。うちは、そう言うサービスはやってないんですよ。でも、仕方ないなあ」
そう言うと、その部屋の隅にある小さな扉を指差し、
「すみませんけど、あそこで、自分で処理してもらえませんか?」
股間を抑えながらそそくさとベッドを降りたHな谷川さんが扉を開けました。その中には、おかず部屋と書かれた看板があり、エロ本やグラビアアイドルの写真集が山のように置かれていました。
「はい、おきゃくさん、これ」
そう言って、おねーさんは、ティッシュボックスをHな谷川さんに渡してくれました。そして、
「頑張ってね」
と言って、引っ込んでいってしまいました。仕方なく、おかずをいくつか物色し、シコシコと作業を始めたのでした。
5分後。
ぴゅーーーーーー。白いものを飛ばすHな谷川さんは、少しだけ、放心状態ですが、と同時に、寂寥感に包まれていきます。いわゆる賢者タイムでした。
こんこん。
「おきゃくさん?もう済みました?次のお客さんが来てるんで、終わったら、そこ空けてもらえますか?」
いそいそと部屋から出てくるHな谷川さんは、おねーさんの顔を見る事もなく、マッサージルームから出ていくのでした。
ざぶーん。
大浴場につかり、大きなため息をつきました。そして、ゆらゆらとする水面越しに、ぼんやりとジュニアを見つめました。
「よーっし!明日も頑張るぞ!」
健気なHな谷川さんなのでした。