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6 信長
ルビが多いのは小学生が読むことも想定しているからです。
気になる方すみません。
「いやぁめでたい!あの暴れん坊だった若が城持ちになられるとは。 爺はこの日が来るのを夢に見ておりました」
那古野城で吉法師は元服をした。
元服とは大人になる儀式で頭のてっぺんを剃り名前も変える。
広間には家族や家臣が大勢集まり酒を飲んでごちそうを食べている。
吉法師は父の信秀から一文字もらって信長と名乗った。
「今日からワシは織田信長じゃ」
剃り立ての頭はすうすうする。信長の気持ちはたかぶる。
元服をした男子は戦いに加わることができるから。
ただ初陣は形ばかりで、出陣したと思ったらすぐに終わっちゃった。
「次はもっと活躍してやる。もっともっと強くなって美濃や駿河に攻め入るのじゃ」
信長は毎日訓練にあけくれた。
馬に乗ればお供がついて来れないくらいの速さで走り、暑い日は川でひたすら泳ぐ。
体はどんどん鍛えられていったけど、何か物たりない。
「どうすればもっと強くなれる? 戦で勝てる?」
初陣は初めて戦に参加することです。




