表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そして覇者になる ~織田信長の物語~  作者: ノーネアユミ
第二章 美濃攻略編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/61

小牧山城

切りの良い所を探したらちょっと短くなりました。

「そろそろ引っ越しじゃあ」

 二宮山への引っ越しに家臣は不満タラタラだったけど、信長にしたらそれは微々たること。

 戦いの合理性の方が重要。

 意気込んで計画を進めていたら普請(ふしん)役が口をはさんできた。


「殿、残念なお知らせが」

「何じゃ」

「屋敷の縄張(なわば)りを張っているのですが、どうも二宮山は狭すぎます。清州の全員は移れませぬ」

「そこを何とかするのがお主であろう」

「しかし‥最近はご家中の者もだいぶ増えましたゆえ」



 ただの言いわけなら腹を切らせてやる、と大声を上げながら信長は馬に乗り家臣を率いて二宮山に向かう。


 現場を見ながら命令すれば反対派の家臣だろうが何も言えなくなるだろう、との思惑だったが。



(確かに狭いな)

 実際に工事現場を見れば土地の狭さも納得する。

 急すぎる斜面では材木の運搬に手間がかかりすぎる。


(これでは軍の機動性にも響くか)

 山の上からぐるっと見渡すと、平地の中にポコッと突き出た山を見つけた。


「あれは確か小牧山か」

 その場で信長は決断した。


「ここは止めて小牧山に移るぞ」


 小牧山は二宮山より規模がずっと小さい。

 人の移動も物資の運搬も格段に楽になる。


 殿の無茶ぶりが何とか実現可能な案に変わったから、家臣も急いで賛同する。

 小牧山への城移転は一気に進んだ。



「最初から小牧山に移れと命令していてもお前たちは反対してここまで早く進まなかったであろうな。ワシはそれを見越していたのじゃ」


 家臣たちに生暖かい目で見られながら信長は強がる。





 この春、松平家との同盟が正式に結ばれた。

 家康が人質を今川から取り戻すことに成功したので、信長の娘徳姫と家康の息子信康が婚約したのだ。


 そして移転が完了さえすれば小口の砦までたったの二十町。

 本格的に攻撃が開始できる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ