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そして覇者になる ~織田信長の物語~  作者: ノーネアユミ
第一章 桶狭間編

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38/61

37 決戦当日 中島砦と首のお話

 今作中で一番の残酷表現があります。心して

 お読みください(>@<)

 中島砦に入るころ、雨がまた本降(ほんぶ)りになる。


 兵を砦で休ませた信長は、やっとそこで作戦を()げた。


「我らはこれから敵の本隊を攻撃する。大したことではないぞ、向こうは戦闘続きで疲れ切っておるからな。小勢(こぜい)だからと言って大軍を(おそ)れるな。勝敗の運は天にあるのだ!」


 これはただのハッタリである。兵数が多い方が有利に決まっていた。


 しかし今は(うそ)をついてでも味方の士気(しき)を上げる必要があった。


 勝つためには絶対に。



 もちろん重臣たちは大反対。


「ここからでは義元にたどり()く前に全滅(ぜんめつ)でござる」

 体を押さえつけてでも止めようとして来る。


 信長はふりはらいながら演舌(えんぜつ)を続けた。


「敵が攻撃してきたらすぐ引け。向こうが引いたら()めろ。この戦いは速度が(かなめ)じゃ、目指すは義元の首一つ」


 言葉を発しながら、ふと考えがひらめく。


「聞け、首は義元だけ取れれば良い。ザコの首など放っておけ。勝利の手柄(てがら)は参加した者(すべ)てに(あた)える!」



 これが()いた。



 この時代には敵を何人(たお)したかによってほうびが決まる。


 どうやって数を確かめるのかと言うと‥倒した相手の首を切り取って持ち帰り報告するのである!


 そして首が多ければ多いほどほうびも増えるので(こし)にくくりつける(ふくろ)を何個も準備しているのだ!


 残酷(ざんこく)だが、それが戦国時代の戦いである。



 しかし人間の頭だったものを腰にぶら下げれば当然重い。歩く速度も遅くなる。


 それなのに、戦が終わって城に帰るまでそれを続けなきゃいけないのだ。


 首を持って帰るまでが戦なのである。



 行軍速度も攻撃パフォーマンスもダダ下がりする最大の要因を信長は取り(のぞ)いた。


 余計なことにわずらわされることがなくなった織田軍は、猛スピードで進みだせた。


 この速度こそが勝敗を左右する。


元寇で有名なモンゴル軍は、敵の耳を切ったそうです。

首よりは持ち運びやすいですね。


怖い事に変わりないけど。

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