表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そして覇者になる ~織田信長の物語~  作者: ノーネアユミ
第一章 桶狭間編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/61

35 決戦当日正午 善照寺

 熱々(あつあつ)(にぎ)(めし)をほおばりながら、信長は戦況(せんきょう)を確認する。


 善照寺(ぜんしょうじ)から少し進むと視界が一気に開けるのだ。

 信長は小高い場所から周囲を見渡す。


鷲津(わしづ)丸根(まるね)は落とされたか‥しかし敵はずいぶん引きつけてくれた。秀俊(ひでとし)盛重(もりしげ)、良くやった」


 ()ち死にしたであろう部下に手を合わせる。


「これなら本隊に危険がせまっても救援(きゅうえん)はおくれる。次は中島だな」


 信長は川をながめる。中島(とりで)は二つの川が合流する地点にある。


(敵はどちらかの川ぞいから来る。どっちだ‥ん?)


 信長が考えをめぐらせていると、眼下(がんか)で軍勢が動いた。

 今川軍は中島にも兵を向けたのだ。

 そして中島の守備兵は迎撃(げいげき)に出る。


「やめろ! 止まれ! 砦にこもれ」


 信長の必死のさけびは届かない。

 織田家の(はた)がボロボロ倒れる。



 清州からの兵が到着したのはそんな中だった。


権六(ごんろく)勝三郎(かつさぶろう)、遅い」


 時間がかかりすぎた家臣をしかりつける。

 戦いに集中しすぎて、自分の行動が突飛(とっぴ)すぎることには気がつけない。


 信長が本陣(ほんじん)善照寺(ぜんしょうじ)にしいたことは周囲に知れたようで、清州以外からも兵が集まる。


 その一人と見られる武将が一人、信長の元へ走って来た。


「殿、殿、殿ぉ~簗田政綱(やなだまさつな)にございますぅ」

「何があった、申せ」

 

 ゼイゼイと息を切らしながら簗田は信長の前で(ひざ)をつく。 


「て、敵大将の居場所、突き止めました」


 信長は手を握りしめた。戦局(せんきょく)を決定する、待ちに待った情報だ。


「で、どこじゃ」


「今川義元、桶狭間山(おけはざまやま)休憩(きゅうけい)中でござる」


(桶狭間山‥中島の南西か!)


 信長の頭には義元の進軍ルートがはっきり映った。


義元の本陣がどこにあるのかは現在では不明です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ