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【登場人物紹介】

コミック1巻の発売日、2025年2月6日(木)

記念に番外編を更新していこうと思います!


また、発売に合わせまして、本編の【第三幕】部分を改稿しております。

大筋の内容に変更はなく、台詞の微調整および心情描写・状況描写を加えたものです。

【キーラ・ヴィ・シャンディス】

シャンディス侯爵令嬢。レグルス王の婚約者だったが婚約破棄される。

のち、シャディス女侯爵。神の予言によってレグルス王の婚約者に定められていた。

七歳でレグルスの婚約者となり、十年間、苛烈な王妃教育を受けてきた。

政略結婚のようなものだが、キーラは確かにレグルスのことを愛していた。

しかし長年に渡りレグルスに憎悪を向けられ蔑ろにされてきた挙句、婚約を一方的に破棄されて侮辱された上で、側妃にすると宣言される。

側妃になるかの答えを保留した後、聖女を毒殺しようとした罪を理不尽に着せられ、地下牢に投獄されてしまう。

そこで出会った悪魔の力によって五年前の時間に遡り、人生をやり直すチャンスを得た。

二度目の人生ではレグルスと異なる関係を築き、彼に求婚され、幸せを手にできる機会を得る。

だが一度目の己の人生に報いるために最初の人生へと舞い戻った。




【レグルス・デ・アルヴェニア】

拗らせた若き王。暴君の片鱗を持つアルヴェニア王国の国王。まだ戴冠したばかり。

婚約者であるキーラに対して憎悪を抱いている様子で蔑んでいる姿が王宮でよく目撃されていた。

反面ユークディアを寵愛する姿を見せ、徹底的にキーラを貶める。

賢君と呼ばれた前王カラレス・デ・アルヴェニアと早くに亡くなった王妃の一人息子。

唯一の王子のため前王に厳しく育てられ、内心では強く愛情に飢えている。

記憶に残る一番『母親』のように接してくれた女性が、キーラの実母であったことがキーラへの最初の拗らせた感情の原因。

ミンク侯爵とその一派の人間から長い期間キーラと比較され続け、劣等感を植え付けられて育ったことでキーラへの劣等感や嫉妬を膨らませ、歪み、憎悪を募らせていった。

実の父親が自分に厳しく接する傍らでキーラへは慈しみを向けている姿を何度か見ていたことも愛憎の大きな原因。

しかし同時に並々ならぬ執着心、愛情をキーラに抱いており、彼女が王宮を去った後は【影】に命じてキーラを監禁しようとした。

キーラが悪魔に教えられた【愛を砕く魔法】によってキーラへの愛を砕かれ、失ってしまう。




【ユークディア・ラ・ミンク】

聖女と呼ばれている女性。レグルス王の寵愛を一身に受けている。

ミンク侯爵の娘、ただし愛妾から生まれた庶子。一途でレグルスのことは本当に愛している。

キーラに対して劣等感を抱いていて女性としてレグルスに選ばれたことに優越感を抱いている。

『神に仕える身となる』という予言を受けて、神官に命名された称号が聖女。

奉仕精神は人一倍強いが、それが神へ向けてではなく愛する者へ向けられている状態。

言動で誤解されがちだが、特に頭は悪くない。

聖女になる道を選んでいたなら、エルクスと同じく不老長寿の存在へと変化していく。

自らの矜持と誇りの譲れない一線を大事にし、自分を裏切った父親デルマゼアを切り捨てて裏切り返し、告発する。




【デルマゼア・ラ・ミンク】

ミンク侯爵。聖女ユークディアの実父。野心家。

王族は高位貴族の上に立つだけの飾りだと考えている。

政策面でキーラとは敵対関係にあり、幾度となく邪魔をされてきた。

そして前王カラレスの時代からシャンディス家が王に気に入られて優遇されていたと認識しており、嫉妬心や劣等感、自身の邪魔となるキーラ及びシャンディス侯爵家を疎ましく、憎く思っている。

レグルスからキーラへの劣悪な感情を植え付けるため、長年に渡り、レグルスの幼い頃から配下に手を回していた。

娘のユークディアに毒を盛った黒幕であり、キーラをその罪でレグルスに処罰させるように仕向けた。

最後には娘であるユークディア本人に切り捨てられ、告発されてレグルスの断罪によりすべてを失い、投獄される。




【カイザム・ヴィ・シャンディス】

キーラの父親。シャンディス侯爵。アミーナの夫。後妻は居ない。

戦場に出る際は髭を剃り、髪の毛を整えて幾分か若く見えるようになる。

今なお現役で戦う騎士。侯爵家の騎士団シャンディス・リッターを率いる団長。部下に慕われている。

婚約破棄事件、聖女毒殺未遂事件の際はレグルス王の命により遠方の辺境伯領へ騎士団を率いて遠征に出ていた。

のち、若き女侯爵となったキーラの後見人となる。




【エルクス・ライト・ローディア】

不老の大神官。神からの予言を伝えるための重要な人物。

不老だが不死ではなく不老長寿。王権からは離された存在であり、国王であっても彼の存在や意見を蔑ろには出来ない。

赤い瞳を持ち、白い髪が腰まで伸びている、中性的な美しさを持つ男性。

元々は普通の人間。神に仕える人生を選んだことで不老となり、白い髪となった。

キーラが神の予言を覆し、間違いを犯したことに気付くが、神こそが間違っていたと解釈して笑って見せた。

立場の割に意外と神に対して辛辣。

ユークディアが『聖女』と呼ばれているのは、ポスト・エルクスのポジションだから。

仕える神は、八百万の神系ではなく主神と言えるような唯一神。




【リュジー(本名:ラプラス・リュドジーク)】

悪魔だったが、キーラを助けるために自らの自由を代償に捧げて受肉した。

受肉した身体はキーラから離れることが出来ない。契約したような状態。

肉体的なものはあるが、影そのものでもあり、契約によっては時間を遡ったりできる。

時間の方は契約者という基点ありき。影は自在。受肉した後も影の操作は出来る。

ただし、影の操作自体は受肉する前より格段に性能や範囲が落ちている。

最初は『神の予言』を受けながら不幸な境遇に落とされ、悪女とまでされたキーラに興味を抱いただけで、彼女の前に現れた。

魂の色が分かり、キーラの性質を見抜く。

二度目の幸福な人生から、復讐のために地獄の人生へ舞い戻る決意をしたキーラに惚れ込む。

最初の人生へ戻る決意をキーラがしなかったなら、彼女との関係はそれまでだった。

人間の感情は理解しているし、理屈も述べられる。

キーラへ向けた感情も本物だが、それを口にすることに抵抗がなく、自身に生じた愛情に実は実感を持っていない。


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