6-171 死の舞曲
ドサッ、ドサッ。ドサッ、ドサドサッ。
次から次に、巫や覡の魂が降る。転がされたまま動けない隠の守は、飲み込まないように気を張る。
「何が起こった。」
「何だ、これ。」
「嫌だ、戻せ。」
「ここは、どこだ。」
「戻れる、のか?」
フフ、フフフッ。逃がさない。許さない。思い知れ。フフ、フフフッ。
「ひぃ。」
「触るな。」
「お助けを。」
オギャア、オギャア。止めて。許して。助けて。オギャア、オギャア。
「何なんだ。」
「聞きたくない。」
「誰か!」
ごめんなさい、ゴメンナサイ。お母さん。帰りたい。死にたくないよ。痛いよぉ。ごめんなさい、ゴメンナサイ。
「来るな。」
「アッチ行け。」
「来るな、近づくな。」
「来ないでくれぇ!」
「助けてぇぇぇ。」
もう、嫌だ。嫌なんだ。見たくない、聞きたくない。
「わ、悪かった。」
「許してくれ。」
「頼む、頼むよ。」
「嫌だぁぁぁ。」
「来るな、来ないでくれ、頼む!」
きっと何か、罰を受けて死ぬんだ。そうでなきゃ、おかしい。こんなに苦しいのに。こんなに辛いのに。
「すまない、悪かった。」
「悪かった、許してくれ。」
「頼む、頼むから。」
「来るな、来るな、来ないでくれ。」
フフ、フフフッ。逃がさない。許さない。思い知れ。フフ、フフフッ。オギャア、オギャア。止めて。許して。助けて。オギャア、オギャア。ごめんなさい、ゴメンナサイ。お母さん。帰りたい。死にたくないよ。痛いよぉ。ごめんなさい、ゴメンナサイ。もう、嫌だ。嫌なんだ。見たくない、聞きたくない。きっと何か、罰を受けて死ぬんだ。そうでなきゃ、おかしい。こんなに苦しいのに。こんなに辛いのに。フフ、フフフッ。逃がさない。許さない。思い知れ。フフ、フフフッ。
「許して!ギャアァァァァァ。」
「助けて! ドッシャアァァ。」
「頼むから! ウワァァァァ! 」
「もう、グハッ!」
ゴロン。バタッ。ベチベチッ。ハッ!
フフ、フフフッ。フフフッ。フフ、フフフッ。オギャア、オギャア。ごめんなさい、ゴメンナサイ。嫌だ。嫌なんだ。フフ、フフフッ。オギャア、オギャア。死にたくないよ。痛いよぉ。お母さぁん・・・・・・。
アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!




