表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祝 ~hafuri~  作者: 醍醐潔
西国統一編
1283/1591

15-1 供物が

新章スタート!


鎮の西国と中の西国で、同時に統一戦争勃発。


激怒した卑呼姉弟、儺からの独立を匂わせた。慌てた儺国王は琅邪と結んだ里に乗り込み、アッサリ御用。イロイロあって神議り@出雲に呼ばれました。



ところ変わって中の西国。八王が集い、話し合いにより中の西国を出雲が統一することが決定。それを知った武器商人が集まり、武装して攻め込むも失敗。


琅邪が動けば骸が増える。あな恐ろしや。



西国統一編、はじまります。


真中まなか七国ななくにが統一された。その知らせはアッと言う間に広まり、やまとに平和が訪れる。


と、ココまでは良かったのだが・・・・・・ナゼだろう。しづめ西国にしくにと中の西国で、『同時に』統一戦争が勃発。






「どうして。どうして殺し合うのだ、人は。」


人のとき、中の西国に御坐おわおさめの八柱。美古冨山みことやまつどいまして、御頭を抱え為さる。


やっと穏やかになった、と思ったらいくさだもの。神サマじゃナクても嘆かれます。


「この戦、そう長く続かぬ。」


穴門神あなとのかみ


大陸から近く、響灘ひびきなだをも統べるためか、血の気が多い軍神いくさがみで在らせられる。


「いろいろ足りぬからな。きみだかおさだかが集まり、大王おおきみ退しりぞけるか。」


大国主神おおくにぬしのかみ


国造りの神、農業神、薬神、禁厭きんえんの神で出雲いづもに御坐す。


「話し合いでおさめるだろう。」


伯耆神ほうきのかみ


快晴の日が少ないからか色白で、果実が大好物。農業、林業、水産業、牧畜ぼくちくおよび狩猟業を推進すいしんなさる火山の神は美食家。


はちに刺されると大事おおごとだ。」


磐現神いわみのかみ


寡黙かもくだが巨体きょたいで、眼光がんこうするどい山神で在らせられる。






伯耆ほうきは第一次産業が盛んで、他より蓄えも多い。だから真中の七国に狙われていたが、そのたびに虫の大軍に襲われ撤退てったい


司令長官しれいちょうかんは伯耆神の使わしめ、蜜蜂みつばちの妖怪ハッチ。なしが大好物な女王サマよ。



伯耆の社憑やしろつき、使い蜂は妖怪軍団。


現在12師団しだんある。複数の連隊れんたい旅団りょだんからなり、それぞれ少数のおす蜂と数万匹に達する働き蜂で構成。控え目に言って迫力満点。



ちなみみに、『伯耆の守り』という名の伯耆軍もあるヨ。


コチラは蜂と人を除いた動物のおに、妖怪で構成されてマス。






「狩り人、きこりも増えた。」


因幡神いなばのかみ


農林業と水産業を推進なさる山神で在らせられる。


「山を荒らすなら、その時は。」


周坡神すはのかみ


水産業と林業、果実栽培を推進なさる山神は米が御好き。


「地を荒らさねば、それで良い。」


安蓺神あきのかみ


耕地が狭いので、ソレをおぎなうために藺草いぐさの栽培や織物業、木工業、酒造業を推進。感情的ではナク合理的な物の考え方を為さる山神で在らせられる。


「早う気付けば、丸く収まろうて。」


吉備神きびのかみ


山地は酪農らくのう、盆地で米作こめさく、高原では畑作はたさくを推進。林業、漁業にも注力なさる山神は牡蠣かきが御好き。






八柱とも美味おいしい物を食べ慣れていて、味のしを識別しきべつする力が御強い。治めの地が荒らされれば供物が減る! じゃなくて、多くの命が奪われてしまう。


そんなコト、決して許しません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ