第14話。新学年。
きのこ:ただいまだなー。ばあちゃん。
おばーちゃん:おう。お帰りじゃ。手洗ってこい。
きのこ:言われ無くてもだなー。お構い無くだなー。
おばーちゃん:新しいクラスはどうじゃ?楽しいか?
きのこ:ばあちゃんにはないしょだな。ボケ老人には刺激が強いんだな。
おばーちゃん:アホにすなー!誰がボケとるんじゃ!こらー!
きのこ:きのこちゃんは、それぐらいじゃ動じないんだな。微動だにだな。
おばーちゃん:知らん!もう小遣いもやろんぞ!
きのこ:先生は女の先生だなー。友達もいっぱいだなー。参観日には是非来て欲しいだな。だな。
おばーちゃん:始めからそうせい!まあ。ええわい。楽しそうで良かったのう。勉強もしっかりせいよ。のう。
きのこ:分かっとるだな。そんなに世の中甘くは無いだな。
おばーちゃん:そうじゃぞ。わしの様に資産家のばーさんになりたかったら努力が必要じゃ。のう。分かるか。苦労もせねばならん。
きのこ:珍しく意見が一緒だなー。流石ばあちゃんだな。手を合わせるだな。なむなむだなー。なむなむだなー。
おばーちゃん:がーはっはっはっはっは!励むのじゃな。きのこよ。がーはっはっはっはっは!
きのこ:所でお小遣いはどうだな?立派なばあちゃんは、新学年になった、きのこちゃんに増額は。どうだな?
おばーちゃん:んっ?そっ。そうか。それはちょっとのー。まぁ。あれじゃ。
きのこ:ばあちゃん!人が聞いたら毎月お小遣いくれる様に、思うかもしれないんだな!
誕生日とかクリスマスだけ!だな!ばあちゃんはケチだな!
おばーちゃん:知らんのー。きのこちゃん。カステラが有る。持ってきて下さい。かーかっかっかっかっか。
きのこ:これ以上言っても血圧だな。やぶさかだな。がってんしょうちだな。おやびんだな。とことこだなー。
おばーちゃん:ふう。いきなり核心をついてくるわい。嫁に相談か?まあ。まだええじゃろ!きのこちゃん。お茶も持ってきて下さい。かーかっかっかっかっか。
こうして2人の毎日は続いて行く。